「韓国でサーフィン?」と意外に思う方もいるかもしれませんが、実は今、韓国はサーフィンのホットスポットとして急成長しています。おしゃれなカフェが並ぶビーチタウン、透明度の高い海、そして世界最大級の人工サーフィン施設など、サーファーにとって魅力的な環境が整っているのです。
日本から飛行機で約2時間半というアクセスの良さも手伝って、週末に気軽にサーフトリップへ出かける人が増えています。グルメやショッピングだけでなく、新しい波との出会いを楽しめる韓国サーフィン。
この記事では、韓国の主要なサーフポイントから、話題のウェーブパーク、現地のルールやマナーまで、知っておきたい情報をわかりやすく解説します。
韓国サーフィンが今、注目される理由

韓国でのサーフィン人気は近年急速に高まっており、単なるスポーツとしてだけでなく、ライフスタイルの一部として定着しつつあります。なぜ多くのサーファーが韓国を目指すのか、その主な理由を見ていきましょう。
日本から近くてアクセス抜群
最大の魅力は、なんといってもその近さです。東京や大阪からソウルまでは飛行機で約2時間半前後。朝一番のフライトに乗れば、お昼には現地の海で波チェックをすることも可能です。
時差もないため、到着してすぐに活動できるのも嬉しいポイント。週末や連休を利用した短い休みでも、十分にサーフトリップを満喫できます。パスポート一つで気軽に行ける海外サーフィンとして、初心者から上級者まで幅広い層に支持されています。
おしゃれなサーフタウンとカフェ文化
韓国のサーフスポットの特徴は、海辺におしゃれなカフェやレストランが充実していることです。特に「サーフィンの聖地」と呼ばれる襄陽(ヤンヤン)エリアなどは、異国情緒あふれるビーチバーやフォトジェニックなカフェが立ち並び、まるでカリフォルニアやバリのような雰囲気を醸し出しています。
サーフィン後の「アフターサーフ」も楽しみの一つ。海上がりに美味しいコーヒーを飲んだり、韓国料理を楽しんだりと、波乗り以外の時間も充実させることができます。
充実したレンタルとスクール体制
韓国の主要なビーチには数多くのサーフショップがあり、レンタルボードやウェットスーツが非常に充実しています。手ぶらで訪れても、その場ですぐに道具を借りて海に入ることができるため、荷物を減らしたい旅行者には最適です。
また、日本語や英語に対応可能なスタッフがいるショップも増えており、初心者向けのスクールも盛んに開催されています。「海外でサーフィンデビュー」という夢も、韓国なら安心して叶えられる環境が整っています。
世界最大級のウェーブパークがある
自然の海だけでなく、最先端の技術を駆使した人工サーフィン施設「ウェーブパーク」があることも大きな注目ポイントです。天候や風の影響を受けずに、良質な波で練習できる環境は、サーファーにとって夢のような場所と言えるでしょう。
安定した波で反復練習ができるため、短期間でのレベルアップが期待できます。この施設を目当てに韓国を訪れるプロサーファーや上級者も少なくありません。
【襄陽(ヤンヤン)】韓国サーフィンの聖地

ソウルから東へ、バスや車でアクセスできる江原道(カンウォンド)の襄陽(ヤンヤン)。ここは韓国で最もサーフィンが盛んなエリアであり、サーファーなら一度は訪れたい場所です。
サーフィービーチ(Surfyy Beach)の魅力
襄陽を代表するスポットといえば「サーフィービーチ」です。ここは約1kmにわたって広がるサーフィン専用のビーチで、サーフィンをしない海水浴客とのエリア分けが明確になされているのが特徴です。
ビーチにはハンモックやビーズクッションが置かれたリラックススペースがあり、夜になるとライトアップされてパーティーのような雰囲気に包まれます。SNS映えするスポットとしても有名で、サーフィン目的でなくても訪れる価値があるほど活気に満ちています。
初心者におすすめの仁邱(イング)海辺
サーフィービーチから少し南に下った場所にある「仁邱(イング)海辺」も人気のスポットです。ここは遠浅の地形が多く、波が穏やかな日が多いため、初心者やロングボーダーに適しています。
周辺にはゲストハウスやサーフショップが密集しており、サーファー村のようなコミュニティが形成されています。一人で訪れても現地のサーファーや他の旅行者と交流しやすく、アットホームな雰囲気が魅力です。近くには美味しい飲食店も多く、長期滞在にも向いています。
ソウルからのアクセス方法
ソウルから襄陽へは、高速バスを利用するのが一般的です。ソウルの高速バスターミナルから襄陽バスターミナルまで約2時間〜3時間程度で到着します。そこから各ビーチへはタクシーや市内バスで移動します。
また、夏場のハイシーズンには、ソウル市内からサーフィービーチへ直行するシャトルバスが運行されることもあります。レンタカーを借りてドライブがてら向かうのもおすすめですが、韓国は左ハンドル・右側通行なので運転には注意が必要です。
【釜山(プサン)】都会派サーファーにおすすめ

韓国第二の都市、釜山。ここは都会の便利さと美しい海が共存するエリアで、観光とサーフィンを両立させたい方にぴったりです。
松亭(ソンジョン)海水浴場の特徴
釜山でサーフィンをするなら、まず名前が挙がるのが「松亭(ソンジョン)海水浴場」です。有名な海雲台(ヘウンデ)ビーチの隣に位置し、年間を通してコンスタントに波があるため、地元のサーファーたちで賑わっています。
水深が浅く、底が砂地(ビーチブレイク)であるため、初心者でも安心して練習できます。周辺にはサーフスクールが数十軒立ち並んでおり、道具のレンタルやレッスンの予約にも困りません。まさに釜山サーフィンの中心地と言えるでしょう。
アフターサーフも充実のグルメと観光
釜山の魅力は、海から上がった後の楽しみが尽きないことです。松亭エリアには海が見えるおしゃれなカフェが多く、少し移動すれば海鮮料理の名店がずらりと並んでいます。
また、地下鉄やバスを使えば、活気ある市場やショッピングエリアへもすぐにアクセス可能。午前中はサーフィンで汗を流し、午後は釜山の街でショッピングやグルメツアーを楽しむ、といった贅沢なプランが簡単に組めます。
電車で行ける手軽なアクセス
松亭海水浴場へのアクセスの良さは抜群です。釜山市内から「東海線」という電車に乗れば、「松亭駅」からビーチまで徒歩でアクセスできます。サーフボードを持って電車移動するのは少し大変かもしれませんが、レンタルを利用するなら手ぶらで電車に乗って海に行ける気軽さは大きなメリットです。
タクシーを使っても、海雲台エリアから15分〜20分程度。都市滞在型のサーフトリップを楽しみたい方には、釜山が最も便利な選択肢となるでしょう。
【済州島(チェジュ)】リゾート気分で波に乗る

「韓国のハワイ」とも称されるリゾートアイランド、済州島。透明度の高いエメラルドグリーンの海と、温暖な気候の中でゆったりと波乗りを楽しめます。
エメラルドグリーンの海・月汀里(ウォルジョンリ)
済州島の東側に位置する「月汀里(ウォルジョンリ)海水浴場」は、その透き通るような美しい海の色で知られています。白い砂浜と青い海のコントラストは絶景で、波待ちをしているだけでも心が癒やされます。
波は比較的メローで優しいことが多く、ゆったりとクルージングを楽しむロングボードや、サーフィン初心者の練習に適しています。ビーチ沿いにはおしゃれなカフェが並び、海を眺めながらのんびり過ごす時間は格別です。
済州空港から近い伊保手宇(イホテウ)ビーチ
済州空港から車で約15分という好立地にあるのが「伊保手宇(イホテウ)ビーチ」です。到着してすぐに海に入りたい方や、帰りのフライトギリギリまでサーフィンを楽しみたい方におすすめです。
ここは馬の形をした灯台がシンボルとなっており、フォトスポットとしても人気があります。空港に近い街中のビーチでありながら、しっかりとしたうねりが入ることもあり、地元サーファーに愛されているポイントです。
独特の自然景観とゆったりした時間
済州島でのサーフィンは、本土とは違った独特の時間の流れを感じられます。火山島特有の黒い岩場や、豊かな自然に囲まれた環境は、日常の喧騒を忘れさせてくれます。
サーフィンの合間には、島の名物である黒豚料理を味わったり、絶景スポットをドライブしたりと、リゾート観光も存分に楽しめます。ガツガツ波を追いかけるというよりは、リラックスして海と戯れたい方におすすめのエリアです。
世界最大級!Siheung Wave Park(ウェーブパーク)

ソウル近郊の京畿道始興(シフン)市にある「Siheung Wave Park」は、アジア初、そして世界最大級の人工サーフィンパークとして大きな話題を集めています。
安定した波でレベルアップに最適
ウェーブパークの最大の特徴は、なんといっても「完璧な波」です。人工的に作り出される波は、高さ、速さ、ブレイクの形が一定しており、反復練習にはこれ以上ない環境です。
波のサイズや種類は、初心者向けの膝下の波から、プロも唸るチューブライディングが可能な波まで調整可能。自分のレベルに合わせたセッションを選べるため、効率よくスキルアップを目指せます。「テイクオフの練習をしたい」「カットバックを習得したい」といった明確な目標がある方には特におすすめです。
施設内の設備と利用方法
施設内は非常に清潔で、更衣室、シャワー、ロッカーはもちろん、レストランや休憩スペースも完備されています。ボードやウェットスーツのレンタルも高品質なものが揃っており、手ぶらで訪れても問題ありません。
利用は基本的に予約制となっており、公式サイトから希望のセッション(時間帯とレベル)を予約します。人気の時間帯は埋まりやすいため、旅行の日程が決まったら早めに予約を確保することをおすすめします。
ソウル近郊で楽しむ日帰りサーフトリップ
ウェーブパークはソウル市内から車で約1時間〜1時間半ほどの距離にあります。公共交通機関を利用する場合は、地下鉄とバスを乗り継いで行くことができますが、少し時間がかかるため、タクシーやレンタカーの利用が便利です。
ソウル観光の合間に1日だけサーフィンの日を設けたり、天候が悪くて海に行けない日の代替案としても重宝します。都会の近くで世界レベルの波を体験できるのは、韓国ならではの魅力と言えるでしょう。
韓国サーフィンの注意点とマナー

海外でのサーフィンには、その国や地域ごとのルールやマナーが存在します。トラブルなく楽しむために、事前に知っておくべきポイントをまとめました。
ルールとローカルへの配慮
サーフィンの基本ルールである「ワンマン・ワンウェイブ(1つの波に1人)」は世界共通です。特に混雑しているポイントでは、前乗り(ドロップイン)をしないよう十分に注意しましょう。
また、地元のサーファー(ローカル)へのリスペクトを忘れないことも大切です。ポイントによってはローカル優先の暗黙の了解がある場合もあります。海に入ったらまずは挨拶をし、謙虚な姿勢で楽しむことが、お互いに気持ちよくサーフィンをするためのマナーです。
シーズンと服装(ウェットスーツ)の目安
韓国のサーフィンシーズンは春から秋にかけてが一般的ですが、良い波を求めるなら台風シーズンの夏〜秋、または北西風が吹く冬が狙い目です。ただし、冬の韓国は極寒となります。
| 時期 | ウェットスーツの目安 |
|---|---|
| 夏(7月〜9月) | 水着、タッパー、スプリング |
| 春秋(5,6,10,11月) | 3mmフルスーツ、ジャーフル |
| 冬(12月〜4月) | 5mmセミドライ、ブーツ、グローブ必須 |
冬の海は水温も外気も非常に低いため、しっかりとした防寒装備が必要です。初心者は水温の温かい夏から初秋(6月〜10月頃)に訪れるのがベストでしょう。
言葉の壁と予約方法
観光地化されたビーチのサーフショップでは簡単な英語が通じることが多いですが、日本語が通じる場所は限られています。翻訳アプリを活用するなどしてコミュニケーションをとる準備をしておくと安心です。
コンセントに注意:韓国のコンセントは「Cタイプ」または「SEタイプ」(丸い2つの穴)で、電圧は220Vです。日本のプラグはそのまま使えないため、変換プラグを忘れずに持参しましょう。
レンタルやスクールの予約は、InstagramのDMやカカオトーク(韓国のメッセージアプリ)で行うのが一般的です。行きたいショップを見つけたら、事前に連絡を入れて空き状況を確認しておきましょう。
まとめ:韓国サーフィンで新しい波と文化を体験しよう
韓国でのサーフィンは、日本とはまた違った景色や文化の中で波乗りを楽しめる素晴らしい体験です。襄陽の活気あるビーチカルチャー、釜山の都会的な利便性、済州島のリゾート感、そして最先端のウェーブパークと、目的やスタイルに合わせて様々な楽しみ方が選べます。
韓国サーフィンのポイント
・日本から近く、週末トリップが可能
・おしゃれなカフェやグルメも同時に楽しめる
・レンタルが充実しており、手ぶらでもOK
・季節に合わせた装備準備とマナーを守ることが大切
次の休みには、パスポートと少しの冒険心を持って、韓国へサーフトリップに出かけてみてはいかがでしょうか。きっと、忘れられない波と素敵な出会いがあなたを待っています。


