サーフィンは自然相手の素晴らしいスポーツですが、着替えの寒さや砂の処理、濡れた道具の片付けなど、陸上での準備やケアには意外と手間がかかるものです。特に初心者のうちは、何を用意すればスムーズに動けるのか分からず、不便を感じることも多いのではないでしょうか。
そんな悩みを解消してくれるのが、機能性に優れたサーフィン便利グッズです。これらを上手く取り入れることで、海への移動から着替え、サーフィン中の快適さ、そして帰宅後のメンテナンスまで、トータルの体験が劇的に良くなります。ストレスを減らして波乗りに集中できる環境を整えることは、上達への近道とも言えるでしょう。
この記事では、持っているだけでサーフィンライフが充実するおすすめの便利グッズをカテゴリ別にご紹介します。これから道具を揃える方も、もっと快適に楽しみたいベテランの方も、ぜひ参考にしてみてください。
サーフィン便利グッズの選び方と持っておくべき基本アイテム

サーフィン用品店やネットショップには数多くのグッズが並んでいますが、すべてを一度に揃える必要はありません。まずは自分のサーフィンスタイルや通うポイントの環境に合わせて、優先順位をつけて選ぶことが大切です。ここでは、グッズ選びの基本的な考え方と、最初にチェックすべきポイントについて解説します。
まずはここから!必須級の便利グッズ
サーフィンを始めたばかりの頃は、ボードとウェットスーツ以外に何が必要か迷うものです。まず優先したいのは、「着替え」と「車のセキュリティ」に関わるアイテムです。海には更衣室がない場所も多いため、屋外でスムーズに着替えられるグッズはほぼ必須と言えます。また、貴重品を安全に管理するためのアイテムも、安心して海に入るためには欠かせません。
これらのアイテムは、サーフィンの頻度に関わらず毎回必ず使うことになるため、最初に投資しておいて損はありません。使い勝手が良いものを選ぶことで、海に到着してから海に入るまでの準備時間が短縮され、その分長く波に乗ることができます。まずはこの「着替え」と「安全」の2点を軸にグッズを探してみましょう。
季節やスポットに合わせた選び方
サーフィンは一年を通して楽しめるスポーツですが、季節によって必要な便利グッズは大きく異なります。夏場であれば、強い日差しから肌を守るための対策や、暑さによる体力の消耗を防ぐアイテムが重要になります。一方で冬場は、寒さで体が冷え切らないようにするための保温グッズや、温かいお湯を浴びるための準備が最優先となります。
また、よく行くサーフポイントの設備状況も考慮しましょう。シャワーや水道が完備されているポイントなら水を持参する必要はありませんが、設備がないポイントでは自分で水を確保するグッズが必要です。自分がいつ、どこでサーフィンをするのかを想像しながら、そのシチュエーションで「あったらいいな」と思うものをリストアップしていくと、無駄な買い物を防げます。
車のサイズや移動手段も考慮する
多くのサーファーにとって車は、移動手段であると同時に「更衣室」や「倉庫」の役割も果たします。そのため、便利グッズを選ぶ際は、自分の車のサイズや積載能力に合っているかを確認することが重要です。例えば、大きなバケツやタンクを買っても、トランクに入りきらなければ邪魔になってしまいます。
軽自動車やコンパクトカーの場合は、折りたたみ可能なアイテムや、多機能で場所を取らないグッズを選ぶと車内を広く使えます。逆にワンボックスカーなどの大きな車であれば、車内泊も視野に入れた快適グッズや、天井空間を有効活用する収納アイテムなどを取り入れることで、よりラグジュアリーなサーフトリップが実現できるでしょう。自分の移動スタイルにフィットするかどうかも、選び方の大切な視点です。
耐久性と機能性を重視して長く使う
サーフィン用品は、紫外線、海水、砂、そして激しい温度変化といった過酷な環境で使用されます。そのため、安さだけで選んでしまうとすぐに壊れてしまったり、錆びて使えなくなってしまったりすることがあります。特に金属部品が使われているグッズは、防錆加工がされているかどうかが寿命を大きく左右します。
多少値段が張ったとしても、サーフィン専用に開発されたブランドの製品を選ぶことをおすすめします。これらはサーファーの視点で設計されており、濡れた手でも扱いやすかったり、衝撃に強かったりと、細部まで機能性が追求されています。結果的に長く使えるため、コストパフォーマンスも良くなることが多いのです。道具への信頼感は、海での安心感にもつながります。
着替えや準備が劇的に楽になる!海上がりにおすすめのグッズ

海から上がった後、疲れた体で着替えや片付けをするのは意外と大変です。特に冬場の寒い時期や、風が強い日などは、一刻も早く温かい服に着替えたいと思うでしょう。ここでは、そんな着替えの時間をストレスフリーにし、スムーズに片付けまで終えられるおすすめのアイテムを紹介します。
お着替えポンチョでスムーズに着替え
「お着替えポンチョ」は、今やサーファーの必需品とも言えるアイテムです。これはタオル素材でできた大きなフード付きの衣類で、頭からすっぽり被ることで、周囲の視線を気にせずに中で着替えを行うことができます。更衣室がない駐車場や海岸でも、これがあれば安心してウェットスーツを脱ぐことが可能です。
素材には主に、吸水性と速乾性に優れたマイクロファイバー製と、肌触りが良く保温性が高いコットン製があります。夏場や持ち運びをコンパクトにしたい場合はマイクロファイバー、冬場の防寒対策を重視するなら厚手のコットン製がおすすめです。ポケットが付いているタイプなら、下着や車の鍵を一時的に入れておけるのでさらに便利です。一度使うと手放せなくなる快適さをぜひ体感してください。
砂を落とす電動シャワーとポリタンク
海上がりに体に付いた塩水や砂を洗い流すために必要なのが、水を入れるポリタンクです。特に水道設備がないポイントでは必須アイテムとなります。夏場は水でも構いませんが、冬場は自宅でお湯を入れて、保温カバーを付けて持っていくことで、海上がりでも温かいシャワーを浴びることができます。
さらに快適さを求めるなら、シガーソケットや充電式バッテリーで動く「電動シャワー(ポータブルシャワー)」を導入しましょう。手動でタンクを持ち上げて浴びるのとは違い、十分な水圧で好きな箇所を洗えるため、砂や海水をしっかり落とせます。頭から温水を浴びる瞬間は至福のひとときであり、冬のサーフィンを続けるためのモチベーションにもなるでしょう。タンクは10リットルから20リットル程度が一般的で、持ち運びやすさを考慮して選んでください。
濡れたウェットスーツを収納するバケツ
脱いだばかりのウェットスーツは水を含んで重く、そのまま車に乗せるとシートやトランクが水浸しになってしまいます。そこで役立つのが、柔軟性のある素材で作られた大きめの「サーフバケツ(ウォーターボックス)」です。四角い形状のものが多く、ウェットスーツやタオル、リーシュコードなどをまとめて放り込んで持ち帰ることができます。
このバケツの優れた点は、単なる収納箱としてだけでなく、着替えの際の「足場」としても使えることです。バケツの中に立って着替えることで、ウェットスーツに砂が付着するのを防げます。着替え終わったらそのままバケツの中に脱ぎ捨てれば良いので、一石二鳥です。使用後は水で丸洗いできるため、手入れも簡単で衛生的です。
車内を濡らさないための防水シートカバー
サーファーにとって、ポイント移動時や少し休憩したい時に、濡れたウェットスーツのまま車に乗れるかどうかは大きな問題です。毎回着替えるのは手間ですが、そのまま座ればシートが海水で汚れてしまいます。そんな時に活躍するのが、ヘッドレストに掛けるだけで装着できる「防水シートカバー」です。
ネオプレーン素材や防水加工されたポリエステル素材のものが多く、水や砂を完全にシャットアウトしてくれます。これがあれば、1ラウンド終了後にポイントを移動する際も、タオルで軽く拭くだけで車に乗り込めます。また、帰宅時の運転でも、汗や濡れた髪の水分からシートを守れるため、車内を清潔に保つことができます。取り付け・取り外しが簡単なタイプを選べば、普段使いの時も邪魔になりません。
車での移動や保管に役立つ!カー用品と収納グッズ

サーファーにとって車は第二の家のようなものです。大切なサーフボードを安全に運び、細々とした道具を整理整頓しておくことは、快適なサーフィンライフに欠かせません。ここでは、車内を有効活用し、道具を賢く管理するためのカー用品や収納グッズについて詳しく見ていきます。
車のキーを安全に守るキーボックス
最近の車は電子キー(スマートキー)が主流になっており、そのまま海に持って入ることができません。かといって、タイヤの裏やバンパーの隙間に隠すのは防犯上非常に危険です。そこで必須となるのが、頑丈な金属製でダイヤルロック式の「セキュリティキーボックス」です。
車のドアノブや牽引フックなどの固定された部分に取り付け、その中に鍵を収納してロックします。これにより、安心して海に入ることができます。ただし、スマートキーの場合は微弱な電波を発しているため、ボックスに入れても車のドアが開いてしまうことがあります。その対策として、電波を遮断するアルミ製のパックに鍵を入れてからボックスに収納する必要があります。愛車を盗難リスクから守るためにも、必ず用意しておきたいアイテムです。
ボードを安全に運ぶ車内キャリア・ストラップ
サーフボードを車の中に積む際、シートの上に無造作に置くと、ブレーキやカーブの拍子にボードが動いて破損したり、同乗者の邪魔になったりすることがあります。そこでおすすめなのが、天井部分の空間を利用してボードを収納する「車内キャリア」や「インテリアバー」です。
車のアシストグリップ(手すり)などを利用してバーを渡し、その上にボードを載せてベルトで固定します。これにより、トランクや座席のスペースをフルに活用でき、荷物が多くても快適に移動できます。もし専用のキャリアを取り付けるのが難しい場合は、アシストグリップに通すだけの簡易的なストラップタイプもあります。大切なボードをクラッシュから守るためにも、固定方法はしっかり確保しましょう。
ウェットスーツ専用ハンガーで型崩れ防止
ウェットスーツは重量があるため、普通の細いハンガーに吊るすと肩の部分に負荷がかかり、生地が伸びたり型崩れしたりする原因になります。これを防ぐために開発されたのが、肩の部分が非常に太く作られている「ウェットスーツ専用ハンガー」です。
特に「R2ハンガー」や「守護神」といった名称で販売されているタイプは、通気性も考慮されており、乾きにくいウェットスーツの内部まで風を通しやすくする工夫がされています。折りたたみ式で、ウェットスーツを掛けたまま首元から差し込めるタイプもあり、着脱の際の生地への負担も減らせます。高価なウェットスーツを長く快適に着続けるために、専用ハンガーでの保管は非常に効果的です。
小物類をまとめて整理するツールボックス
サーフィンには、ワックス、フィンキー、予備のリーシュストリング、日焼け止め、リペア剤など、細々としたアイテムがたくさんあります。これらをバラバラに車のポケットに入れていると、いざ使いたい時に見つからなかったり、暑さでワックスが溶けて大惨事になったりすることがあります。
こうした小物は、仕切りのある「ツールボックス」や「アクセサリーケース」にまとめて収納しましょう。中身が見えるクリアタイプや、ワックスが溶けても漏れ出さない密閉性の高いものがおすすめです。一箇所にまとめておけば、忘れ物のチェックも簡単になり、友人の車に乗せてもらう際もボックス一つ持っていけば良いので非常にスムーズです。整理整頓は、快適なサーフィンの第一歩です。
サーフィン中のパフォーマンスと快適さを支えるアイテム

海に入っている時間は、日常を忘れて波と一体になれる貴重な瞬間です。しかし、紫外線や冷たい風、耳への水の侵入など、自然環境は身体に負担をかけることもあります。ここでは、サーフィン中の集中力を高め、身体を保護してパフォーマンスを維持するためのグッズを紹介します。
耳を守るサーファーズイヤー対策の耳栓
長年サーフィンを続けていると、冷たい海水や風の刺激によって耳の骨が増殖し、耳の穴が狭くなる「サーファーズイヤー(外耳道骨腫)」という症状になるリスクがあります。これを防ぐ唯一の方法は、耳栓をして冷たい水の浸入を防ぐことです。特に水温が低い冬場や、風が強い日は注意が必要です。
サーフィン専用の耳栓は、水は通さないけれど音は聞こえるように設計されたものが主流です。会話や波の音が聞こえるため、周囲の状況を把握しやすく、平衡感覚への影響も最小限に抑えられています。サイズ調整が可能なパーツが付属しているものや、紛失防止のリーシュコード(紐)が付いているものなどがあります。将来の手術を避けるためにも、早いうちから耳栓をする習慣をつけることを強くおすすめします。
強力な紫外線から肌を守るサーフ用日焼け止め
海の上では、上からの日差しだけでなく、水面からの照り返しもあるため、陸上の何倍もの紫外線を浴びることになります。普通の日焼け止めでは、水に濡れたり手で顔を拭ったりするだけですぐに落ちてしまい、効果が持続しません。そのため、耐水性(ウォータープルーフ)に特化したサーフィン専用の日焼け止めが必要です。
スティックタイプや固形のバームタイプは、肌への密着度が高く、長時間海に入っていても落ちにくいのが特徴です。特に「クリアタイプ」は白浮きせず目立ちにくいため人気があります。また、目に染みにくい成分で作られているものを選ぶことも重要です。日焼けは火傷の一種であり、過度な日焼けは体力を激しく消耗させます。肌の健康と翌日の仕事への影響を考え、しっかり対策を行いましょう。
ワックス汚れを防ぐデッキカバー
サーフボードのデッキ面(足を乗せる面)には滑り止めのワックスを塗りますが、このワックスはベタベタしており、砂やホコリが付着しやすいのが難点です。また、車に積む際や保管する際に、他の荷物や部屋の壁にワックスが付いて汚れてしまうこともあります。これを防ぐのが、ボードに被せる薄手の「デッキカバー」です。
ゴムが入っていてシャワーキャップのように簡単に装着できるものが多く、ハードケースやニットケースに入れる前のインナーとしても役立ちます。特に夏場など車内温度が高くなる時期は、ワックスが溶けてケースの内側にべっとり付いてしまうのを防ぐ効果もあります。安価で手に入り、ボードと周囲をきれいに保てる便利アイテムです。
メンテナンスとケアで道具を長持ちさせる便利グッズ

サーフィンを楽しんだ後は、道具への感謝を込めてメンテナンスをすることが大切です。海水や砂、紫外線は道具を劣化させる大きな要因ですが、適切なケアを行えば寿命を大幅に延ばすことができます。ここでは、自宅でのメンテナンスやリペアに役立つグッズを紹介します。
ウェットスーツシャンプーとソフナー
ウェットスーツを水洗いするだけでは、繊維の奥に入り込んだ塩分や皮脂汚れ、雑菌などを完全には落とせません。これらが蓄積すると、不快な臭いの原因になったり、ゴムが硬くなってひび割れを起こしたりします。そこで定期的に使いたいのが「ウェットスーツ専用シャンプー」です。
専用シャンプーは洗浄力が高く、消臭効果も優れています。さらに、柔軟剤成分が入った「ソフナー」を併用することで、ゴムの柔らかさを保ち、着心地の良さを維持できます。最近では、洗浄と柔軟効果が一つになったオールインワンタイプも人気です。良い香りのするソフナーを使えば、次回のサーフィンで着替える時にふわっと良い香りがして、気分良く海に入ることができます。
ボードの修理に使えるリペアキット
サーフボードはデリケートなため、少しぶつけただけでもヒビが入ったり割れたりすることがあります。そのまま使用すると、内部のフォームが水を吸って重くなり、剥離などの深刻なダメージにつながります。小さな傷を見つけたら、すぐに修理することが鉄則です。
自分でも簡単に修理できる「リペアキット」を持っておくと便利です。特に紫外線(UV)で硬化するタイプの樹脂(ソーラーレズなど)は、傷口に塗って日光に当てるだけで数分で固まるため、海での応急処置にも最適です。サンドペーパーやクロスがセットになったキットがあれば、本格的な修理も可能です。プロに頼むほどではない小さな傷は、自分で直すスキルを身につけると維持費も節約できます。
ワックス落としとリムーバー液
サーフボードに塗ったワックスは、時間が経つと汚れを吸って黒くなり、グリップ力も落ちてきます。また、水温の変化に合わせてワックスの種類を変える必要もあります。そのため、定期的に古いワックスを全て剥がして、新しく塗り直す作業が必要です。
この作業に欠かせないのが、ワックスを削ぎ落とすヘラ状の「スクレーパー」と、残ったベタつきを拭き取る「リムーバー液」です。スクレーパーで大まかなワックスを剥がした後、リムーバー液を染み込ませたキッチンペーパーなどで拭き上げると、ボードが買った時のようにピカピカになります。この作業はボードの隠れた傷や凹みを発見する良い機会にもなります。季節の変わり目には必ず行いたいメンテナンスです。
まとめ:サーフィン便利グッズを活用してより充実したサーフライフを
サーフィンは道具への依存度が高いスポーツだからこそ、周辺グッズの選び方ひとつで快適さが大きく変わります。「サーフィン 便利グッズ」として紹介したアイテムたちは、単に楽をするためのものではなく、時間や体力を有効に使い、より長く、より楽しく波と向き合うためのサポーターです。
最初から全てを完璧に揃える必要はありません。実際に海に通う中で「ここが不便だな」「もっとこうしたいな」と感じた部分から、少しずつ買い足していくのが良いでしょう。自分に合った便利グッズを見つける過程もまた、サーフィンライフの楽しみの一つです。便利なアイテムを賢く取り入れて、ストレスのない最高の波乗り時間を過ごしてください。




