サーフィンを始めたばかりの頃、海やショップで飛び交う専門用語に戸惑った経験はありませんか。「今日はオフショアで面ツルだね」「セットが入るとダンパー気味だから気をつけて」といった会話を聞いても、意味がわからなければ状況を把握することさえ難しくなってしまいます。サーフィン用語は単なる言葉ではなく、海の状態を正確に伝えたり、ルールを守って安全に楽しんだりするための重要なツールです。
この記事では、これからサーフィンを本格的に楽しみたい初心者の方に向けて、絶対に知っておきたい基本的な用語をやさしく解説します。波の名称からテクニック、ルール、そして道具の名前に至るまで、カテゴリごとに整理して紹介しますので、ぜひ用語を覚えてみてください。言葉の意味がわかれば、海でのコミュニケーションがスムーズになり、上達への近道となるはずです。
まず覚えたい基本のサーフィン用語【波・海の状態編】

サーフィンは自然相手のスポーツであるため、波や海の状態を表す言葉が非常に多く存在します。まずは、波のどの部分を指しているのか、どのような波が良い波なのかを理解するための基本的な用語から見ていきましょう。これらを知ることで、海を見る目が変わり、より安全に波を選べるようになります。
波の各部名称(ピーク・リップ・フェイス・ボトム)
波にはそれぞれの部分に名前がついており、ライディングの説明や波待ちの位置取りで頻繁に使われます。まず最も重要なのが「ピーク」です。これは波が一番高く盛り上がり、最初に崩れ始める頂点のことを指します。サーファーはこのピークを目指してパドリングし、そこから波に乗るのが基本です。
次に「リップ」です。これは波が崩れる瞬間に、前方へ巻き出される波の先端部分を指します。リップにボードを当て込む技などもあり、波のパワーが集中している場所です。そして、サーファーが滑る斜面のことを「フェイス」と呼びます。ここは波の壁のようになっている部分で、ここを上下に移動しながらライディングを行います。
最後に「ボトム」です。これは波の斜面の一番低い部分、つまり平らな海面との境界付近を指します。波に乗った後、まずはボトムまで降りてからターンをすることで、スピードをつけて次の技へとつなげることができます。これらの名称を覚えておくと、「ピークから乗ってボトムで深くターンする」といったアドバイスが具体的にイメージできるようになります。
波のコンディション(面ツル・チョッピー・ダンパー)
海の状態が良いか悪いかを表す用語も重要です。サーファーが最も好む状態の一つが「面ツル(めんつる)」です。これは風が弱い、または風の影響が良い方向に働き、波の表面(フェイス)が鏡のようにツルツルしている状態を指します。ボードがバタつかずにスムーズに滑走できるため、非常に乗りやすいコンディションです。英語では「グラッシー」とも呼ばれます。
反対に、風が強く吹いて波の表面がざわつき、デコボコしている状態を「チョッピー」または「ジャンク」と呼びます。この状態ではボードが跳ねてしまい、バランスを取るのが難しくなります。初心者のうちは、できるだけ面ツルの日を狙うのが上達のコツです。
また、波の崩れ方にも種類があります。注意が必要なのが「ダンパー」と呼ばれる波です。これは、波の端から端までが一気にドカンと崩れてしまう波のことです。横に滑るためのフェイスがすぐに消えてしまうため、テイクオフした瞬間に波に潰されやすく、サーフィンにはあまり適していません。逆に、端から順序よく崩れていき、長く乗れる波の状態を「キレている」と表現することもあります。
風向きと影響(オンショア・オフショア)
風向きは波の質を決定づける大きな要因です。サーフィンでは主に2つの風向きを意識します。一つ目は「オフショア」です。これは「陸から海に向かって吹く風」のことを指します。この風が吹くと、波が崩れようとするのを風が押し留める形になるため、波の斜面が整い、きれいな形を保ちやすくなります。一般的にサーフィンには最適な風とされています。
二つ目は「オンショア」です。これは「海から陸に向かって吹く風」のことです。この風は波の背中側から押す形になり、波の頂上を崩れやすくしてしまいます。その結果、海面が荒れてチョッピーな状態になりやすく、波のパワーも散漫になりがちです。
初心者の場合、強いオフショアだとボードが風に煽られてテイクオフしにくいことがありますが、基本的にはオフショアの日を選ぶのが良いでしょう。天気予報で風向きを確認する際は、そのサーフポイントがどの方角を向いているかを知っておく必要があります。同じ南風でも、南向きの海岸ではオンショアになりますが、北向きの海岸ではオフショアになるからです。
波のサイズ表現(体の部位・セット・スープ)
日本では波の高さをメートルではなく、サーフボードに乗っている人の体の部位で表現するのが一般的です。例えば、波の高さが膝くらいなら「ヒザ」、腰くらいなら「コシ」と言います。「コシ〜ハラ」のように幅を持たせて表現することもあります。初心者が練習しやすいのは「モモ〜コシ」程度のサイズです。「アタマ」を超えると上級者向けとなり、危険度が増します。
主な波のサイズ表現
・スネ:足のスネ程度(ほぼフラット)
・ヒザ:膝くらいの高さ
・モモ〜コシ:太ももから腰くらいの高さ(初心者におすすめ)
・ハラ〜ムネ:腹から胸くらいの高さ(中級者以上が楽しめる)
・カタ〜アタマ:肩から頭くらいの高さ
・オーバーヘッド:頭を超える高さ(上級者向け)
また、波は常に一定の間隔で来るわけではありません。しばらく波が来ない時間の後に、周期的にやってくる大きめの波のまとまりを「セット」と呼びます。「セットが入ってきた」と言えば、大きな波が連続して来る合図です。
さらに、波が崩れた後にできる白い泡の状態を「スープ」と呼びます。上級者は嫌がることが多いですが、波の力が強く押し出してくれるため、初心者がテイクオフの練習をするには絶好の場所です。まずはスープに乗ってボードの上に立つ感覚を覚えることから始めましょう。
海底の地形(ビーチブレイク・リーフブレイク)
波が割れる場所の海底がどうなっているかも、波の質に大きく影響します。海底が砂でできている場所を「ビーチブレイク」と呼びます。日本の多くのサーフポイントがこれに該当します。砂が移動することで地形が変わりやすく、波の形も日々変化するのが特徴です。転んでも海底が砂なので怪我をしにくく、初心者に最も適したポイントと言えます。
一方、海底が岩やサンゴ礁でできている場所を「リーフブレイク」と呼びます。地形が固定されているため、うねりが入れば常に同じ場所で規則正しいきれいな波が立ちます。しかし、波のパワーが強く、転倒した際に鋭利な岩やサンゴで怪我をするリスクが高いため、中級者から上級者向けのポイントが多いです。
このほかにも、川の河口付近で、上流から運ばれた砂利や砂が堆積して良質な波を生み出す「リバーマウス」や、岬などの地形に沿って波が割れる「ポイントブレイク」などがあります。自分のレベルに合った海底の地形(ボトム)を持つポイントを選ぶことが、安全に楽しむためには不可欠です。
実践で必須のサーフィン用語【動作・テクニック編】

海に入ってから上がるまで、サーフィンには特有の動作やテクニックがたくさんあります。これらの名称を覚えておくと、ハウツー動画を見たり、経験者からアドバイスをもらったりする際の理解度が格段に上がります。基本的な動作から、少し進んだテクニックまで確認していきましょう。
海に出るまでの動作(パドリング・ドルフィンスルー)
サーフィンの基本中の基本となる動作が「パドリング(パドル)」です。サーフボードの上に腹ばいになり、両腕で水をかいて進むことを指します。波に乗るためにも、沖に出るためにも、サーフィンをしている時間の大部分はこのパドリングを行っています。正しいフォームでパドリングができれば、疲れにくく、より多くの波に乗れるようになります。
沖に出ることを「ゲッティングアウト(ゲット)」と言いますが、その際に向かってくる波を避ける技術が必要です。ショートボードなどで使われるのが「ドルフィンスルー」です。波が来る直前にボードの先端を深く沈め、自分も潜って波の下をくぐり抜けるテクニックです。イルカのように海中を抜けることからこの名がつきました。ロングボードなど浮力が大きくて沈められない場合は、ボードをひっくり返して波をやり過ごす「ローリングスルー」という技を使います。
これらの動作は、沖のラインナップ(波待ちをする場所)にたどり着くための「通行手形」のようなものです。特にドルフィンスルーができないと、波が大きい日には沖に出ることさえ難しくなります。
波に乗る動作(テイクオフ・スタンス)
サーフィンの最大のハイライト、波に乗って立ち上がる動作を「テイクオフ」と呼びます。パドリングで波のスピードに合わせ、ボードが滑り出した瞬間に素早く立ち上がります。このタイミングを掴むことが初心者の最初の壁となります。
ボードに立った時の足の位置や向きを「スタンス」と言います。サーフィンは横向きで進みますが、左足が前になるスタンスを「レギュラースタンス」、右足が前になるスタンスを「グーフィースタンス」と呼びます。どちらが良いということはなく、陸上でスケートボードに乗る際や、後ろから押された時にとっさに出る足で判断するのが一般的です。
ちなみに、自分のスタンスに対してお腹側の波に乗ることを「フロントサイド」、背中側の波に乗ることを「バックサイド」と言います。最初は視界が広くバランスが取りやすいフロントサイドの方が練習しやすいと感じる人が多いでしょう。
ライディング中の基本技(ボトムターン・アップスダウン)
テイクオフした後、波の上で描くライン取りを「マニューバー」と呼びます。その起点となる最も重要なテクニックが「ボトムターン」です。波の斜面を降りきったボトム部分で、膝を曲げて溜めた力を解放しながら方向転換し、再び波のトップへ駆け上がります。深く鋭いボトムターンができるかどうかが、上級者への分かれ道とも言われます。
波の斜面を上下に波縫いするように走り、スピードをつけるテクニックを「アップスダウン(アップス)」と呼びます。波のパワーゾーンをキープしながら加速するために使われます。また、スピードが出すぎて波のパワーがない部分まで出てしまった時に、進行方向とは逆に大きくターンして波のパワーゾーンに戻る技を「カットバック」と言います。
これらの技は一朝一夕にはできませんが、用語として知っておくことで、上手な人のライディングを見た時に「今のはきれいなカットバックだ」と理解できるようになり、イメージトレーニングに役立ちます。
失敗や終わりの動作(ワイプアウト・パーリング・プルアウト)
サーフィンに失敗はつきものです。ライディング中やテイクオフの際にバランスを崩して海に落ちることを「ワイプアウト」と言います。洗濯機のように揉まれることもありますが、力を抜いて水面に浮上するのを待つのがコツです。
特に初心者に多い失敗が「パーリング」です。テイクオフしようとした瞬間に、ボードの先端(ノーズ)が水面に刺さり、前方へ放り出されるように転倒することを指します。真珠(パール)を採りに海に潜る姿に似ているという皮肉めいた由来があります。重心が前すぎたり、波が掘れ上がっていたりするときに起こります。
一方で、自分の意思でライディングを終了することを「プルアウト」と言います。波の裏側へボードをコントロールして抜けたり、意図的にボードを沈めて波をやり過ごしたりして、安全にライディングを終える技術です。プルアウトを覚えることは、他のサーファーとの衝突を避けるためにも非常に重要です。
トラブルを防ぐためのサーフィン用語【ルール・マナー編】

サーフィンには、世界共通の明確なルールとマナーが存在します。これらを知らずに海に入ると、他のサーファーと衝突して怪我をさせたり、怒鳴られてトラブルになったりする可能性があります。楽しくサーフィンをするために、以下の用語とルールは必ず覚えておきましょう。
大原則のルール(ワンマンワンウェイブ・ピーク優先)
サーフィンの最も基本的かつ重要なルールが「ワンマンワンウェイブ」です。これは「1本の波に乗れるのは1人だけ」という原則です(波が左右に割れる場合は、それぞれに1人ずつ)。複数の人が同時に乗ると衝突の危険性が高まるため、このルールが徹底されています。
では、誰がその波に乗る権利を持っているのでしょうか。それを決めるのが「ピーク優先(プライオリティ)」のルールです。その波のピーク(一番崩れ始めている頂点)に最も近い位置にいるサーファーが最優先権を持ちます。もし自分が波に乗ろうとしても、自分よりピーク側に他のサーファーがいたら、その波は譲らなければなりません。
絶対にやってはいけない違反(ドロップイン・スネーキング)
優先権を持つサーファーがいるにもかかわらず、その進行方向の前から波に乗ってしまう違反行為を「ドロップイン(前乗り)」と呼びます。これはサーフィンで最も重いルール違反です。衝突事故に直結する危険な行為なので、テイクオフする前には必ずピーク側(波が崩れてくる方向)を確認する癖をつけましょう。
また、意図的にピーク優先権を奪おうとする行為を「スネーキング」と言います。他のサーファーが波に乗ろうとしているのに、大回りでその人の奥(ピーク側)へ回り込み、優先権を主張するような行為です。蛇のようにこっそりと回り込むことからこう呼ばれます。これも非常にマナーが悪い行為として嫌われます。
海での共存マナー(ローカル・ビジター)
特定のサーフポイントに日常的に通い、その場所を大切に守っている地元サーファーを「ローカル」と呼びます。一方、他の地域から遊びに来たサーファーを「ビジター」と呼びます。
海は誰のものでもありませんが、ローカルの方々は長年にわたりビーチクリーンを行ったり、地域住民との関係を築いたりしてサーフポイントを維持しています。そのため、ビジターとして訪れる際は、ローカルへのリスペクト(敬意)を忘れないことが大切です。大人数でポイントを占拠しない、ゴミを持ち帰る、そして海に入った時の「おはようございます」などのあいさつをしっかり行うことが、気持ちよくサーフィンをするためのマナーです。
知っておくべき安全用語(カレント)
自分の命を守るために知っておくべき用語として「カレント(離岸流)」があります。これは岸から沖に向かって流れる強い潮の流れのことです。どんなに泳ぎが得意な人でも、強いカレントに逆らって岸に戻るのは困難です。
もしカレントに流されてしまった場合は、慌てて岸に向かって真っ直ぐ泳ごうとしてはいけません。体力を消耗して溺れてしまいます。まずは落ち着き、岸と平行(横方向)にパドリングしてカレントの帯から抜け出します。流れが弱まった場所から岸を目指すのが鉄則です。初心者のうちは、海に入る前に上手なサーファーやライフセーバーにカレントの場所を聞いておくと安心です。
道具選びと準備で使うサーフィン用語【ギア・ボード編】

サーフィンをするには道具が必要です。ショップで店員さんに相談する際も、道具の名称を知っているとスムーズに自分に合ったものを選べます。ここではサーフボードやウェットスーツに関する基本的な用語を解説します。
サーフボードの各部名称(ノーズ・テール・レール・フィン)
サーフボードの先端を「ノーズ」、後端を「テール」と呼びます。ノーズが尖っていると動きが鋭くなり、丸いと浮力があって安定します。
ボードの両側面のエッジ部分を「レール」と呼びます。サーフィンはこのレールを水面に入れて(レールを入れて)ターンを行います。レールが厚いと浮力があり反発しやすく、薄いと水に食い込みやすく繊細なターンが可能になります。
ボードの裏面(ボトム)についている、魚のヒレのようなパーツを「フィン」と呼びます。フィンはボードの舵取り役を果たし、これがなければボードは横滑りして真っ直ぐ進みません。3本ついている「スラスター」というタイプが最も一般的ですが、1本だけの「シングルフィン」や、4本の「クアッド」など、フィンの数や形状で乗り味が大きく変わります。
ボードの種類と特徴(ショート・ロング・ファン・ソフトボード)
サーフボードは長さによって大きく分類されます。長さが9フィート(約274cm)以上の大きなボードを「ロングボード」と呼びます。浮力が非常に大きく安定感があり、小さな波でもゆったりと長く乗れるのが魅力です。初心者でも立ちやすいため、最初に体験するボードとして人気です。
長さが6フィート台(約180cm〜200cm前後)までの短く尖ったボードを「ショートボード」と呼びます。動きが軽く、鋭いターンや派手なアクションが可能ですが、浮力が小さく不安定なため、乗りこなすにはある程度の体力と技術が必要です。
ロングとショートの中間の長さ(7〜8フィート程度)のものを「ファンボード」または「ミッドレングス」と呼びます。程よい安定感と操作性を兼ね備えており、初心者の練習用に最適です。また、最近では表面がスポンジ素材でできた「ソフトボード」も人気です。ぶつかっても痛くないため安全性が高く、浮力も強いため、初心者や子供のスクールでよく使われています。
ウェットスーツの種類(フルスーツ・シーガル・スプリング)
水温や気温に合わせてウェットスーツを選びます。長袖・長ズボンで全身を覆うタイプを「フルスーツ(ジャーフル)」と呼び、春や秋、冬に使います。冬用の厚手のものは「セミドライ」と呼ばれることもあります。
半袖・長ズボンのタイプを「シーガル」と呼び、初夏や秋口に重宝します。逆に半袖・半ズボンのタイプは「スプリング」と呼ばれ、夏場に活躍します。
真夏など暖かい時期には、水着の上から上半身だけに着るジャケットタイプの「タッパー」を着ることもあります。これらは体温維持だけでなく、日焼け防止や怪我の予防(クラゲやボードとの接触)のためにも着用が推奨されます。
必需品のアクセサリー(リーシュコード・ワックス)
ボードと自分の足首をつなぐ命綱を「リーシュコード(リーシュ)」と呼びます。ワイプアウトした際にボードが流されて他の人にぶつかるのを防ぐため、装着は絶対のルールです。古くなると切れることがあるので、定期的に点検・交換しましょう。
サーフボードのデッキ(表面)に塗る滑り止めを「ワックス」と呼びます。サーフィンでは足が滑らないように、毎回海に入る前にワックスを塗ります(または塗り足します)。水温によって「COOL(春・秋用)」「WARM(初夏用)」「TROPICAL(真夏用)」などの硬さが異なる種類を使い分ける必要があります。
会話が弾むサーフィン用語【スラング・日常会話編】

最後に、サーファー同士の会話でよく出てくるスラングや独特の言い回しを紹介します。これらを知っていると、海上がりの会話がより楽しくなり、「お、わかってるね!」と仲間意識も芽生えやすくなります。
サーファーの感情表現(ストーク・メロー)
サーファーが最高の波に乗れた時や、素晴らしいサーフィン体験をして興奮している状態を「ストーク(Stoked)」と言います。「今日の波は最高でストークしたよ!」のように使います。サーファーにとっての至福の瞬間を表すポジティブな言葉です。
また、波が穏やかで、雰囲気もゆったりとしている状態を「メロー(Mellow)」と表現します。「今日はメローな波だね」と言えば、激しいアクションをするような波ではなく、リラックスしてクルージングを楽しめるような優しい波であることを指します。
サーファーを表す言葉(グロム・陸サーファー)
子供のサーファーや若いサーファーのことを親しみを込めて「グロム(Grom)」と呼びます。未来のプロサーファー候補のような、元気いっぱいのキッズたちを指すことが多いです。
少し古い言葉ですが、実際にはサーフィンをしないのに、ファッションやスタイルだけサーファー風を装っている人を「陸(おか)サーファー」と呼ぶこともあります。また、英語圏のスラングで、ルールを知らない初心者やマナーの悪いサーファーを「クーク(Kook)」と呼んで揶揄することがありますが、これはあまり良い言葉ではないので、自分から使うのは控えたほうが無難です。
海の状況を表す通な言葉(ホレてる・タルい)
波の斜面が急激に切り立っている状態を「ホレてる」と言います。チューブができやすく、上級者には好まれますが、テイクオフが難しくなります。
逆に、波の斜面が緩やかでなかなか崩れない状態を「タルい(厚い)」と表現します。「今日はちょっとタルいね」と言うと、パワーがなくてスピードが出しにくい波であることを意味します。ただし、ロングボードや初心者にとっては、タルい波の方が練習しやすい場合もあります。
まとめ
今回は、サーフィン初心者がまず覚えておきたい基本的な用語をご紹介しました。波の名称やコンディションを表す言葉、ルールに関する用語などを理解することで、海での安全性が高まり、上達のスピードも確実に上がります。用語を知ることは、単なる知識の習得だけでなく、同じ海を共有するサーファー同士のリスペクトやコミュニケーションにもつながります。
最初からすべてを完璧に暗記する必要はありません。海に通い、先輩サーファーの会話を聞いたり、実際に体感したりしながら、少しずつサーフィン用語を自分のものにしていってください。言葉の意味がわかれば、波情報のチェックも楽しくなり、次のサーフィンがもっと待ち遠しくなるはずです。ぜひ、この記事を参考に知識を深め、素晴らしいサーフィンライフをスタートさせてください。



