週末の早朝、いい波に乗ってリフレッシュした後に鏡を見て、ふと「あれ、なんだか髪が疲れて見える?」と感じたことはありませんか。20代の頃は無造作なロングヘアも「スタイル」として成立していましたが、40代を迎えると髪のボリュームダウンや白髪、そして紫外線によるダメージが目立ち始めます。
だからといって、サーファーらしさを捨てて無難なだけの髪型にする必要はありません。今の40代サーファーに求められるのは、海での実用性と、大人の男性としての「清潔感」、そして少しの「色気」です。
この記事では、40代のサーファーだからこそ似合う、オンでもオフでも決まる髪型を徹底的に掘り下げていきます。髪の悩みをカバーしながら、海上がりもサッと決まる。そんな理想のスタイルを一緒に見つけていきましょう。
40代サーファーにおすすめの髪型とは?選ぶポイントを解説

40代のサーファーが髪型を選ぶ際、最も意識すべきキーワードは「清潔感」です。潮風に吹かれたラフなスタイルはサーファーの特権ですが、年齢を重ねると、ただの「ボサボサ」に見えてしまうリスクがあります。
ここでは、大人の余裕を感じさせつつ、サーフィン中のストレスも軽減できるおすすめのスタイルを具体的に紹介します。ご自身の髪質やライフスタイルに合わせて選んでみてください。
大人のベリーショート(フェードスタイル)
今、世界中のサーファーやビジネスマンから支持されているのが、サイドと襟足をすっきりと刈り上げた「フェードスタイル」を取り入れたベリーショートです。トップに少し長さを残すことで、スポーティーになりすぎず、スタイリッシュな印象を与えます。
このスタイルの最大のメリットは、何といっても海上がりのケアが圧倒的に楽であること。タオルドライだけでほぼ乾くため、冬場の着替えでも頭が冷える時間を最小限に抑えられます。また、ドルフィンスルーの際も視界を遮るものがなく、機能性は抜群です。
40代になると気になり始める「トップのボリューム不足」も、サイドを短くすることで相対的にトップをふんわり見せる視覚効果があります。白髪が混じっていても、あえて黒染めせず「グレーヘア」として活かすことで、渋い大人の魅力を引き出せるのもこのスタイルの強みです。
スパイラルパーマで動きとボリュームを
「髪が細くなってペタンとする」「直毛すぎて動きが出ない」という方には、パーマスタイルが救世主となります。特に、強めのカールをランダムに入れる「スパイラルパーマ」や、少しひねりを加えた「ツイストスパイラル」が40代サーファーに人気です。
パーマをかけることで、濡れた状態でも髪に動きが出るため、海から上がってそのままの「濡れ髪(ウェットヘア)」が最高にクールに決まります。ジェルやグリースを揉み込むだけでセットが完了するため、スタイリングが苦手な男性にも強くおすすめできます。
また、パーマによるウェーブは、頭皮の透け感をカバーする効果も期待できます。サーファー特有の日焼けした肌と、動きのあるパーマヘアの相性は抜群で、ラフなTシャツ姿でも「おしゃれな人」という印象を決定づけることができます。
ビジネス対応のツーブロックショート
平日はスーツを着てバリバリ働くビジネスマンサーファーにとって、髪型は「信頼感」を左右する重要な要素です。そこでおすすめなのが、サイドの内側を刈り上げた「ツーブロックショート」です。
サイドの膨らみを抑えることで、顔周りが引き締まり、非常に清潔感のある印象になります。サーフィン中は髪が邪魔にならず、ビジネスシーンではワックスでタイトに抑えることで、誠実さをアピールできます。
ただし、40代の場合は刈り上げ部分を極端に短くしすぎたり、上の髪との段差を激しくしすぎたりすると、「若作り」や「ヤンチャ」な印象になりがちです。美容師さんには「グラデーションで自然になじませてほしい」とオーダーし、あくまでナチュラルなツーブロックを目指しましょう。
色気漂うミディアムロング(管理が必須)
「サーファーといえばロングヘア」というイメージは根強く、やはり憧れるスタイルです。40代でこのスタイルに挑戦する場合は、髪のツヤとまとまりが命となります。パサついたロングヘアは、実年齢以上に老けて見える原因となるため、徹底したケアが必要です。
おすすめは、前髪をかき上げた「オールバック」気味のスタイルや、毛先に重さを残したスタイルです。顔周りに髪がかからないようにセットすることで、表情が明るく見え、清潔感をキープできます。
海に入る際は、必ずヘアゴムで結ぶなどの対策が必要です。ドルフィンスルーで髪が顔に張り付くストレスを防げるだけでなく、髪同士の摩擦ダメージも軽減できます。大人のロングヘアは「野暮ったさ」と「色気」が紙一重であることを意識しておきましょう。
海上がりに決まる!サーファー特有のスタイリングとケア

サーファーにとって最大の課題は、海から上がった後の身だしなみです。シャワーを浴びて、パパッと乾かして終わり…では、40代の髪はすぐに悲鳴を上げますし、見た目も残念なことになってしまいます。
ここでは、海上がりの短時間で「かっこいい大人」に変身するためのテクニックと、最低限行うべきケアについて解説します。
「濡れ髪(ウェット)」スタイリングが最強
海上がりの髪は水分を含んでおり、そのまま乾燥すると塩分の影響でボサボサに広がってしまいます。そこでおすすめなのが、あえてその水分感を活かす「ウェットスタイリング」です。
使用するのは、ジェルやグリースといった水溶性のスタイリング剤です。これらは髪に濡れたようなツヤを与えつつ、パリッとホールドしてくれるため、潮風でパサついた髪を瞬時に「手入れされた髪」に見せてくれます。
タオルドライ後の少し湿った髪に、多めのジェルを根元から全体になじませ、手櫛でざっくりと後ろに流すだけでOK。この「かき上げスタイル」は、40代男性に男らしさと色気をプラスしてくれます。ワックスだと油分が塩分と混ざってベタつくことがあるため、海上がりはジェルかグリース一択と考えましょう。
塩分と砂を素早く落とす「プレケア」
スタイリングの前に、髪のベースを整えることが重要です。海水の塩分が髪に残っていると、浸透圧の関係で髪内部の水分がどんどん奪われ、深刻な乾燥(ドライヘア)を引き起こします。
ポリタンクの水やお湯を使う場合、単に上からかけるだけでなく、指の腹を使って頭皮をマッサージするようにしっかりと塩分を洗い流してください。特に耳の後ろや襟足は塩が残りやすいポイントです。
もし可能であれば、海に行く前に「洗い流さないトリートメント」やヘアオイルを髪に馴染ませておくことを強くおすすめします。これがコーティングとなり、塩分や紫外線の直接的なダメージを大幅に軽減してくれます。事前のひと手間が、数年後の髪の状態を大きく左右します。
帽子(キャップ・ハット)もおしゃれの一部に
どうしても髪が決まらない時や、次の予定まで時間がない時は、帽子を賢く活用しましょう。ただし、ただ被るだけでは「寝癖隠し」に見えてしまいます。
40代サーファーにおすすめなのは、深めのキャップや、広つばのハットです。帽子を被る際も、前髪をすべて中に入れ込むのではなく、サイドの髪を少し耳にかけたり、襟足の毛先を遊ばせたりすることで、「あえて被っている」おしゃれ感を演出できます。
また、帽子は紫外線から頭皮を守る最強の防御策でもあります。頭皮の日焼けは、将来の薄毛や白髪の直接的な原因になります。休憩中や波チェックの時間は必ず帽子を被る習慣をつけましょう。
40代ならではの髪の悩みと解決策

40代に入ると、体力の低下と同じように、髪にも明らかな変化が訪れます。特にサーファーは過酷な環境に髪をさらしているため、その変化は加速しがちです。
ここでは、多くの40代サーファーが抱える4つの悩みに対し、具体的な解決策を提示します。悩みを隠すのではなく、うまく付き合い、スタイルに変えていく発想が大切です。
トップのボリューム不足と薄毛対策
髪が細くなり、頭頂部(トップ)がペタンとしてしまうと、全体のシルエットが貧相に見えてしまいます。これを解消するには、カットの段階で「トップを短くし、立ち上がりやすくする」ことが基本です。
スタイリング時は、ドライヤーの風を下から上に向かって当て、根元を立ち上げるように乾かします。仕上げにハードスプレーを根元にシュッとかければ、海風に吹かれてもボリュームをキープできます。
また、サイドを短く刈り上げるスタイルは、視覚的にトップのボリュームを強調する効果があります。長髪で薄毛を隠そうとすると、汗や海水で濡れた時にかえって頭皮が目立ってしまうため、思い切って短くする方が清潔感も増し、若々しく見えます。
増える白髪をどう活かすか
サーファーの髪は紫外線で色が抜けやすく、そこに白髪が混ざると、全体的に「黄ばんだ茶色」に見え、疲れた印象を与えてしまいます。しかし、真っ黒に染めるのは不自然で、伸びてきた時の境界線も目立ちます。
そこでおすすめなのが「白髪ぼかしハイライト」や「グレーカラー」です。白髪を完全に隠すのではなく、細かいハイライトを入れて白髪と黒髪をなじませる手法です。これなら、紫外線で髪色が明るくなっても自然なグラデーションとして楽しめます。
あえて白髪を染めずに「シルバーヘア」を目指すのも一つの選択肢です。その場合は、黄ばみを抑える「ムラサキシャンプー(紫シャンプー)」を使って、綺麗なシルバー色を保つケアを取り入れましょう。
M字などの生え際の後退
生え際が後退してくると、前髪を下ろして隠したくなりますが、海上がりは前髪が割れてしまい、余計に視線が生え際に集中してしまいます。
逆転の発想で、「アップバング(前髪を上げる)」スタイルに挑戦してください。おでこを潔く出すことで、表情が堂々として見え、視線が目元や表情全体に分散されます。ベリーショートやソフトモヒカンなど、前髪を立ち上げることを前提としたカットにすれば、M字部分もデザインの一部として馴染んでしまいます。
どうしても気になる場合は、前髪の真ん中だけを長めに残し、サイドに流すようなアシンメトリーなスタイルも有効です。美容師さんに「M字をカバーしつつ、上げられる前髪」と相談してみましょう。
紫外線と海水による深刻なダメージ
サーファーの髪は「バサバサ」「ゴワゴワ」になりがちです。これは、紫外線が髪のタンパク質を破壊し、海水が水分を奪うダブルパンチによるものです。いわゆる「ほうきのような髪」になってしまうと、清潔感はゼロになります。
解決策は「油分補給」です。シャンプー後のトリートメントはもちろんですが、ドライヤーの前に必ずヘアオイルをつけてください。40代の髪には、軽めのオイルよりも、しっとりとした重めのオイルが合います。
週に一度のスペシャルケア
週末のサーフィンを楽しんだ日の夜は、高保湿のヘアマスク(集中トリートメント)を行いましょう。蒸しタオルで頭を包んで5分ほど置くと、成分が深部まで浸透し、翌朝の髪のまとまりが劇的に変わります。
ビジネスもOK!オンオフ使える2WAYスタイル

平日はスーツやオフィスカジュアル、休日はウェットスーツやTシャツ。この2つのシーンを両立させることは、40代サーファーにとって必須条件です。「海ではカッコいいけど、会社では浮いている」という事態は避けなければなりません。
ここでは、スタイリング剤やセット方法を変えるだけで、オンとオフを使い分けられる便利なスタイルを紹介します。
バーバースタイル(フェード×七三分け)
クラシカルな理容室スタイル(バーバースタイル)は、今のトレンドであり、大人の男性に最も似合うスタイルの一つです。
アップバングショート
耳周りと襟足をすっきりさせたショートヘアで、前髪の上げ下げで印象を変えるスタイルです。
【ON:ビジネス】
前髪をしっかりと上げ、おでこを出します。サイドはタイトに抑え、眉毛をしっかりと見せることで、ハキハキとした営業マンやリーダー層にふさわしい顔つきになります。
【OFF:サーフィン】
前髪を少し下ろし気味にしたり、毛先を遊ばせてカジュアルに。海上がりはオールバックにすればワイルドに決まります。万能性が高く、誰にでも似合いやすい王道スタイルです。
マッシュショート(少し長め)
「刈り上げすぎるのは抵抗がある」という方におすすめなのが、丸みのあるマッシュベースのショートヘアです。
【ON:ビジネス】
少し重さがあるスタイルなので、耳にかけることで清潔感を出します。ドライな質感のワックスを使い、あまり動きを出さずにナチュラルにまとめると、落ち着いた大人の雰囲気になります。
【OFF:サーフィン】
パーマをかけていれば、ムースやジェルでウェーブを強調し、セクシーなリラックススタイルに。長さがある分、休日のアレンジの幅が広いのが魅力です。
サーファーに必須のヘアケアアイテムと選び方

適切なアイテムを選ぶことは、髪型を維持するだけでなく、将来の髪を守るためにも重要です。数ある商品の中から、40代サーファーが常備しておくべきアイテムを厳選しました。
スカルプケアシャンプー(頭皮ケア)
髪の汚れを落とすだけでなく、「頭皮」を洗うことに特化したシャンプーを選びましょう。海水の汚れや、毛穴に詰まった日焼け止め、皮脂をしっかり落とす必要があります。
選ぶ基準は「アミノ酸系」の洗浄成分が含まれていること。洗浄力が強すぎる石油系シャンプーは、紫外線で弱った頭皮にさらに刺激を与えてしまいます。アミノ酸系は優しく洗い上げながら、必要な潤いを残してくれます。炭酸シャンプーを週に数回使い、毛穴の汚れをディープクレンジングするのも効果的です。
ダメージ補修トリートメント
サーファーの髪は内部がスカスカになりがちです。表面をコーティングするリンスではなく、内部に栄養を届ける「トリートメント」を選んでください。
成分としては「ケラチン」や「ヘマチン」が配合されているものがおすすめです。これらは髪の主成分であるタンパク質を補修し、ハリやコシを与えてくれます。特にヘマチンは、残留アルカリを除去する効果や、白髪予防効果も期待できるため、40代サーファーには最適な成分です。
スタイリング剤の使い分け(ジェル・グリース・ワックス)
シーンに合わせてスタイリング剤を使い分けるのが大人の嗜みです。以下の表を参考に、自分の持っているアイテムを見直してみましょう。
| 種類 | 特徴 | サーフィン(海) | ビジネス |
|---|---|---|---|
| ジェル | 最強のホールド力とツヤ。 パリッと固まる。 |
◎ 濡れ髪に最適。 風でも崩れない。 |
○ カチッと決めたい時に。 |
| グリース | ツヤがあり、再整髪可能。 ジェルより柔らかい。 |
◎ 色気のある質感。 パーマと相性良し。 |
◎ バーバースタイルに必須。 大人っぽい。 |
| ハードワックス | 動きを出す。 ツヤは少なめ。 |
△ 湿気に弱く、 海上がりはベタつく。 |
◎ ふんわりセットや 束感作りに最適。 |
メモ:
最近は「ジェルワックス」という、ジェルのツヤとワックスの操作性を兼ね備えたハイブリッドな商品も人気です。一つ持っておくと非常に便利です。
まとめ:40代サーファーの髪型は「清潔感」と「自分らしさ」で選ぼう
40代サーファーの髪型選びについて、スタイルからケアまで詳しく解説してきました。年齢を重ねることは、髪の悩みが増えることでもありますが、同時に「深みのあるスタイル」が似合うようになるということでもあります。
今回のポイントを振り返ります。
- 最優先は「清潔感」。短めのフェードや、手入れされたパーマスタイルがおすすめ。
- 海上がりは「ウェット」に。ジェルやグリースを使って、濡れた質感を味方につける。
- 悩みは隠さず活かす。白髪はぼかし、薄毛は短髪でカバーする方が若々しい。
- オンオフの切り替え。ビジネスでも通用する2WAYスタイルで、社会人としての信頼も守る。
「もうおじさんだから」と諦める必要は全くありません。適切なカットと少しのケア意識を持つだけで、海でも街でも振り返られるような、カッコいい40代サーファーになれます。ぜひ次の美容室でのオーダーの参考にしてみてください。



