サーフィンに興味がある方や、海沿いのカルチャーが好きな方なら、一度は「陸サーファー(おかサーファー)」という言葉を耳にしたことがあるのではないでしょうか。言葉の響きからなんとなく意味を想像できるかもしれませんが、具体的にどのような人を指すのか、なぜそのように呼ばれるようになったのか、その背景には意外と深い歴史があります。かつて社会現象にもなったこの言葉は、時代とともに少しずつニュアンスを変えながら、現在でも会話の中で登場することがあります。
この記事では、陸サーファーの基本的な意味から、ブームとなった当時の時代背景、そして本物のサーファーとの決定的な違いまでを丁寧に解説していきます。また、これからサーフィンを始めたいと考えている方が、見た目だけで誤解されないためのポイントについてもお伝えします。「もしかして自分もそう呼ばれている?」と少しドキッとした方も、ファッションとして楽しんでいる方も、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
陸サーファー(おかサーファー)とはどんな意味?言葉の由来と歴史

まずは、「陸サーファー」という言葉が本来どのような意味を持っているのか、そしていつ頃から使われ始めたのかについて詳しく見ていきましょう。単なる悪口として使われることもありますが、その背景を知ることで、サーフィンカルチャーの変遷が見えてきます。
言葉の定義と正しい読み方
「陸サーファー」は「りくサーファー」ではなく、「おかサーファー」と読みます。文字通り、海ではなく「陸(おか)」にいるサーファーという意味です。具体的には、実際にはサーフィンをしない、あるいはできないにもかかわらず、サーファーのようなファッションや髪型、ライフスタイルを真似している人たちのことを指します。サーフボードを車に積んでいたり、海辺にいたりしても、波に乗ることを目的としていないのが最大の特徴です。
この言葉には、多少の皮肉や揶揄が含まれることが一般的でした。「格好だけで中身が伴っていない」「ナンパ目的で海に来ている」といったネガティブなイメージを持たれることも少なくありません。しかし、見方を変えれば、それだけサーフィンというスタイルが魅力的で、多くの人が憧れる対象であったことの裏返しとも言えます。現在では、純粋にファッションジャンルの一つとして「サーフスタイル」が定着しているため、昔ほど厳しく批判されることは減ってきています。
1970年代〜80年代のサーフィンブームが生んだ社会現象
陸サーファーという言葉が爆発的に広まったのは、1970年代後半から1980年代にかけての日本における第一次サーフィンブームの時期です。この頃、アメリカ西海岸のライフスタイルを紹介する雑誌『ポパイ(POPEYE)』が創刊され、若者たちの間でアメリカンカルチャーへの憧れが一気に高まりました。さらに、1978年に公開された映画『ビッグ・ウェンズデー』が大ヒットし、サーフィンは単なるスポーツを超えて、最高にクールな若者の象徴となったのです。
当時の若者にとって、サーファーであることは「モテる」ための必須条件のようなものでした。しかし、実際にサーフィンを始めるには、道具を揃えたり、海に通って練習したりと、それなりのハードルがあります。そこで、「手っ取り早くサーファーの雰囲気だけを纏いたい」という層が現れました。彼らはサーフィン雑誌を読み込み、形から入ることでブームに便乗しました。これが陸サーファーの大量発生に繋がったのです。
伝説の「赤いファミリア」と陸サーファーの関係
陸サーファーの歴史を語る上で欠かせないのが、1980年に発売されたマツダの「ファミリア(5代目BD型)」、特に赤いボディカラーのモデルです。この車は当時、空前の大ヒットを記録しましたが、その購入者の多くが陸サーファーだったと言われています。ハッチバックのスタイリッシュなデザインが若者の心を掴み、「赤いファミリアのルーフにサーフボードを積んで街を走る」ことが、当時のトレンドの最先端でした。
面白いことに、彼らの車に積まれたサーフボードは、海で使われることがほとんどありませんでした。中には、走行中に落ちないようにボルトでキャリアに完全固定してしまう人や、フィンが付いていないボードを積んでいる人もいたという逸話が残っています。また、車内にはヤシの木のミニチュアやハイビスカスの飾りを置き、BGMには山下達郎やサザンオールスターズを流すのが鉄板のスタイルでした。彼らは湘南の海沿いの国道134号線をドライブしたり、六本木などの繁華街に繰り出したりして、サーファー気分を満喫していたのです。
現代における「陸サーファー」のニュアンス
時は流れ、現在では「陸サーファー」という言葉は以前ほど頻繁には使われなくなりました。一部では死語扱いされることもありますが、サーフィンの世界ではまだ会話に出てくることがあります。ただし、そのニュアンスは少し変化しています。昔のように「偽物」と強く非難するよりも、「海には行かないけれどサーフブランドの服が好き」「サーフカルチャーの雰囲気を楽しんでいる」という、よりライトな意味合いが含まれることもあります。
現代のファッション業界では、「サーフ系」や「西海岸スタイル」は一つの確立されたジャンルです。有名ブランドが街着としてのアパレルを多数展開しており、サーフィンをしない人がそれらを着ることはごく自然なことです。そのため、単にファッションを楽しんでいる人に対して「陸サーファー」と呼ぶのは少し時代遅れかもしれません。しかし、海でのマナーを知らずにサーファーのふりをしてトラブルを起こしたり、知識がないのに知ったかぶりをしたりする場合などは、依然としてネガティブな意味でこの言葉が使われることもあります。
一目瞭然?陸サーファーによくあるファッションや外見の特徴

陸サーファーには、独特のファッションや外見の傾向があります。もちろん、これらが当てはまるからといって必ずしもサーフィンをしないわけではありませんが、「いかにも」といった特徴を知っておくことは興味深いものです。ここでは、典型的なスタイルを見ていきましょう。
わかりやすすぎるブランドロゴとアイテム選び
陸サーファーのファッションは、とにかく「サーファーであること」を主張する傾向が強いです。有名なサーフブランドのロゴが大きく入ったTシャツやパーカーを好んで着用します。昔であれば「PIKO」や「TOWN & COUNTRY」、現在であれば人気の海外ブランドなどが挙げられますが、ポイントは「全身をサーフブランドで固めすぎている」ことです。本物のサーファーは意外とユニクロなどの機能的な服や、地元の無名ブランド、古着などをラフに着こなしていることが多いのです。
また、アイテム選びにおいても、街中であるにもかかわらず、海上がりのようなスタイルを貫くことがあります。例えば、真冬でもダウンジャケットの下は薄着だったり、足元は季節を問わずビーチサンダル(ビーサン)やスリッポンだったりします。アクセサリーに関しても、サメの歯のネックレスや、ハワイアンジュエリー、ミサンガなどを多用し、「海が好き」アピールを欠かしません。これらはファッションとしては素敵ですが、あまりにコテコテすぎると、「もしかして形から入るタイプ?」と思われてしまうかもしれません。
メモ: 最近はプロサーファーでもおしゃれな人が多いため、ファッションだけで判断するのは難しくなっていますが、「機能性よりもブランドロゴ」が優先されている場合は陸サーファー率が高めです。
不自然な日焼けと派手な髪型
サーファーといえば、健康的に焼けた小麦色の肌と、潮風や紫外線で色が抜けた明るい髪色がトレードマークです。陸サーファーもこの外見を手に入れようと努力しますが、どこか不自然さが漂うことがあります。本物のサーファーの日焼けは、ウェットスーツの跡がくっきりと残っていたり、顔の鼻や頬骨あたりが特に焼けていたりと、ムラがあるのが特徴です。一方、陸サーファーは日焼けサロンで焼くことが多いため、全身が均一に綺麗に焼けていることが多いのです。
髪型に関しても違いが出ます。本物のサーファーの髪は、海水によるダメージで自然に脱色(ブリーチ)され、毛先がパサついていることが多いですが、陸サーファーの場合は美容院で丁寧にカラーリングされた茶髪や金髪であることが多いです。また、海に入ると髪型は崩れてしまうため、本物はあまり凝ったスタイリングをしませんが、陸サーファーはワックスやスプレーでバッチリとセットしていることがあります。常に「キメすぎている」のが、逆に海に入っていない証拠になってしまうこともあるのです。
車やキャリアの使い方が少し違う
車はサーファーにとって欠かせない移動手段であり、更衣室であり、休憩所でもあります。本物のサーファーの車は、実用性が最優先されています。車内には砂が落ちていたり、濡れたウェットスーツを入れるバケツが無造作に置かれていたりと、生活感が溢れています。一方、陸サーファーの車は、外見のカッコよさが重視されがちです。SUVやワゴンなどの「サーファーっぽい車種」を選びますが、車内は驚くほど綺麗で、海に行った痕跡が全くないことがあります。
特に注目すべきは、ルーフキャリアに積まれたサーフボードです。先述したように、陸サーファーはボードをファッションアイテムとして扱います。そのため、ボードを積んでいるのに、カバー(ボードケース)に入れていなかったり、フィンを上にして積むべきところを下にしていたりと、積み方の基本が間違っていることがあります。また、高速道路を走るわけでもないのに常にボードを積んだままにしているのも、ボードが紫外線で劣化することを嫌う本物のサーファーからは考えられない行動です。
持っている道具がピカピカすぎる
サーフボードを見れば、その持ち主がどれくらい海に入っているかが一目瞭然です。サーフボードは波に乗る道具なので、使えば使うほどフットマーク(足の指や踵で踏み込んだ凹み)がついたり、小さな傷ができたり、日焼けで黄ばんだりします。また、デッキ(表面)には滑り止めのワックスが塗られており、そのワックスには砂や汚れが付着して少し黒ずんでいるのが一般的です。
これに対し、陸サーファーが持っているボードは、まるでショップに飾られている新品のようにピカピカです。ワックスが一度も塗られていなかったり、塗られていても非常に綺麗で、誰も乗った形跡がなかったりします。中には、インテリアとして部屋に飾るためのボードをそのまま持ち出しているようなケースもあります。「そのボード、どこのシェイパーの?」と聞かれて答えられない場合や、自分の体格に合っていないサイズのボードを持っている場合も、陸サーファーである可能性が高いでしょう。
行動や言動でバレる?陸サーファーの典型的な生態

見た目だけでなく、行動パターンや会話の内容にも陸サーファーならではの特徴が表れます。海には行くけれど何かが違う、そんな彼らの生態を観察してみましょう。
海には行くけど決して入らない
陸サーファーの最大の特徴は、海に行っても海に入らない、あるいは足首までしか浸からないことです。彼らにとって海は「サーフィンをする場所」ではなく、「サーファーとしての自分を演出するステージ」です。砂浜にビーチタオルを敷いて日光浴をしたり、波打ち際でボードを持ってポーズをとったりすることに時間を費やします。周囲から「あの人サーファーなんだ」と思われることが目的なので、実際に過酷なパドルアウトをする必要はないのです。
もし誰かに「入らないの?」と聞かれたら、「今日は波が良くないから」「風向きが合わないね」「昨日入りすぎて筋肉痛なんだ」といった言い訳を並べるのも定番です。もちろん、本当にコンディションが悪くて入らないサーファーもいますが、陸サーファーの場合はどんなに良い波が来ていても、頑なに入ろうとしません。彼らにとって、海水で濡れて髪型が崩れたり、メイクが落ちたりすることのほうが重大な問題なのです。
よくある言い訳リスト
・「潮回りが悪いから今は待機中」
・「ちょっと板の調子が悪くてリペア出さないと」
・「今日は見学に徹するわ」
専門用語を使いたがる心理
会話の中で、必要以上にサーフィン用語を使いたがるのも陸サーファーの特徴の一つです。「オフショア」「セット」「カレント」「ダンパー」といった言葉を多用し、いかに自分が海に詳しいかをアピールしようとします。しかし、その使い方が微妙にズレていたり、状況と合っていなかったりすることがあり、本物のサーファーが聞くと違和感を覚えることが多々あります。
また、有名サーファーの名前や大会の結果など、知識としての情報は豊富に持っていることもあります。雑誌やネットで得た情報をまるで自分の体験談のように語ることもありますが、実際の波乗りの感覚や、海の中での暗黙のルールについての話題になると、急に口数が減ったり話題を変えたりします。知識はあっても経験が伴っていないため、深い話になるとボロが出てしまうのです。
夏限定で出現する季節労働者?
本物のサーファーにとって、サーフィンは一年を通して楽しむライフワークです。冬の凍えるような寒さの中でも、良い波を求めて海に入ります。しかし、陸サーファーの活動期間は基本的に「夏」限定です。彼らにとってサーフィンは夏のレジャーやファッションの一部であり、寒い思いをしてまで海に行く理由は見当たりません。気温が上がり、海に人が増え始めるゴールデンウィーク頃から出現し、お盆を過ぎてクラゲが出る頃には姿を消します。
そのため、真冬の海にいる人はほぼ間違いなく本物のサーファー(もしくは修行中の初心者)と言えます。夏だけ急増する陸サーファーたちは、海水浴客と混ざってビーチの賑わいを作り出しますが、秋風が吹く頃には街へと戻り、別のトレンドを追いかけていることでしょう。この「季節限定」というのも、サーファーたちが彼らを区別する大きな要素となっています。
本物のサーファーと陸サーファーの決定的な違い

ここまで陸サーファーの特徴を見てきましたが、では「本物のサーファー」とは何が違うのでしょうか。それは単に「波に乗れるかどうか」だけではありません。身体つきや道具への愛情、そして海に対する姿勢に大きな違いがあります。
一目でわかる「サーファー筋」の有無
サーフィンは全身運動ですが、特有の筋肉が発達します。これを「サーファー筋」と呼ぶことがあります。最も特徴的なのは、パドリング(手で水を漕ぐ動作)によって鍛えられた背中の筋肉、特に広背筋です。また、上体を反らすための脊柱起立筋、ボードを押し込むための上腕三頭筋、不安定なボードの上でバランスを取るための体幹や下半身のインナーマッスルも自然と鍛えられます。その結果、本物のサーファーは引き締まった逆三角形の体型をしていることが多いです。
一方、陸サーファーはジムで鍛えた「見せるための筋肉(大胸筋や腹直筋など)」がついていることはあっても、サーフィン特有のしなやかで実用的な筋肉はついていません。あるいは、運動習慣がなく筋肉自体が少ない場合もあります。海辺でシャツを脱いだ瞬間、その背中の厚みや肩周りの筋肉のつき方を見れば、どれくらいパドリングをしてきたかが嘘偽りなく表れてしまうのです。
ボードや道具の扱い方とメンテナンス
本物のサーファーは、自分の命を預ける道具であるサーフボードを大切に扱います。地面に置くときは風で飛ばないようにフィンを下にしたり、熱でワックスが溶けないように日陰を選んだりします。また、移動中にぶつけて壊さないように細心の注意を払います。使い込んだボードにはリペア(修理)の跡があることも多いですが、それは何度も波に挑んだ勲章のようなものです。
対照的に、陸サーファーはボードの扱いが雑であったり、逆に過保護すぎたりします。例えば、コンクリートの上に平気で直置きしたり、立てかけ方が不安定で倒しそうになったりすることがあります。また、ワックスの塗り方にも違いが出ます。本物は足の位置に合わせて的確にワックスアップされていますが、陸サーファーは全体に均一に塗ってあったり、そもそも塗っていなかったりします。道具への愛着と実践的な扱い方は、一朝一夕では真似できない部分です。
海に対するリスペクトとマナー
これが最も重要で決定的な違いと言えるでしょう。本物のサーファーは、海という大自然に対して畏敬の念(リスペクト)を持っています。波のパワー、カレント(離岸流)の恐ろしさ、天候の急変など、海の怖さを知っているからこそ、謙虚な姿勢で海に向き合います。また、ローカル(地元)サーファーへの配慮や、ゴミを持ち帰る、挨拶をするといった基本的なマナーを大切にします。
陸サーファーは、海を単なる「遊び場」や「背景」として捉えがちです。そのため、ゴミを放置したり、大騒ぎして周囲に迷惑をかけたり、立ち入り禁止区域に入ったりといったマナー違反を犯してしまうことがあります。海を愛し、守ろうとする意識があるかどうか。その心の持ちようこそが、本物のサーファーと陸サーファーを分ける境界線なのです。
陸サーファーと言われないために気をつけるポイント

「自分はまだ初心者だけど、陸サーファーとは思われたくない」「これからサーフィンを始めたいけど、形から入っても大丈夫?」そんな不安を持つ方もいるかもしれません。ここでは、周囲から誤解されず、気持ちよくサーフィンライフをスタートさせるための心構えを紹介します。
ルールとマナーを学ぶことが第一歩
技術が未熟であることは、決して恥ずかしいことではありません。誰でも最初は初心者です。しかし、ルールやマナーを知らないことは、自分だけでなく他人の危険にも繋がるため、厳しく見られます。特に「前乗り(ドロップイン)」と呼ばれる、人が乗っている波に割り込む行為は最大のタブーです。他にも、沖に出るルートや、ポイントごとのローカルルールなどを事前にしっかり学びましょう。
海に着いたら、まずは近くのサーフショップに行ってみるのもおすすめです。そこで最近の波の状況や注意点を聞いたり、スクールに参加したりすることで、正しい知識を得ることができます。「初心者なので教えてください」という謙虚な姿勢があれば、先輩サーファーたちも優しく受け入れてくれるはずです。知識とマナーを身につければ、たとえ波に乗れなくても、誰もあなたを「陸サーファー」とは呼びません。
メモ: 挨拶は魔法の言葉です。海で会った人に「おはようございます」「お疲れ様です」と挨拶するだけで、敵意がないことを示せます。
形から入るのもOK!でも謙虚さを忘れずに
お気に入りのブランドのウェットスーツを着たり、かっこいいボードを買ったりすることは、モチベーションを上げるためにとても大切です。形から入ること自体は決して悪いことではありません。大切なのは、その「形」に見合った行動を心がけることです。
最新のギアを揃えても、「自分はまだ練習中です」という謙虚なオーラを出していれば、周りも「頑張っているな」と応援してくれます。逆に、初心者なのにプロのような道具を揃え、大口を叩いたり、偉そうな態度を取ったりすると、格好のターゲットになってしまいます。道具負けしないように練習に励む、そのプロセス自体を楽しんでください。最初はピカピカのボードも、練習を重ねて傷がついたり凹んだりしていくうちに、あなただけの相棒になっていくはずです。
本当にサーフィンを始めてみるのもアリ
もしあなたが、ファッションや雰囲気だけでサーフィンに憧れている「陸サーファー」だとしても、せっかく海に来ているなら、一度本気でやってみてはいかがでしょうか? 波に乗る感覚、水の上を滑る疾走感は、陸上では決して味わえない特別な体験です。一度その感覚を知れば、ファッションとしてだけでなく、スポーツとしてのサーフィンの虜になるかもしれません。
スクールに入れば、ボードやウェットスーツもレンタルできますし、インストラクターが手取り足取り教えてくれます。最初は立てなくても、波に押される感覚だけでも楽しいものです。「陸サーファー」から「本物のサーファー」への変身は、ほんの少しの勇気と行動力で実現できます。海の世界へ一歩踏み出してみることを、心からおすすめします。
まとめ:陸サーファーという言葉を正しく理解して楽しもう
ここまで「陸サーファー」について、その意味や歴史、特徴などを詳しく解説してきました。最後に記事の要点を振り返りましょう。
陸サーファーの要点まとめ
- 言葉の定義: サーフィンをしないのに、ファッションや振る舞いでサーファーを装う人のこと。「丘(おか)サーファー」と読む。
- 歴史的背景: 70〜80年代のサーフィンブームで大量発生し、赤いファミリアやテニスルックなどが流行した。
- 見分け方のポイント: 不自然な日焼け、実用性のない筋肉、ピカピカでワックスのないボード、海に入らない行動など。
- 本物との違い: 海へのリスペクト、ルール・マナーの理解、道具への愛情、そしてパドリングで鍛えられた背中の筋肉。
- 現代の捉え方: ファッションとして楽しむ「サーフスタイル」は定着しており、必ずしもネガティブな意味だけではない。
「陸サーファー」という言葉は、かつては揶揄する意味合いが強かったものの、今では一つの文化的な側面も持っています。ファッションを楽しむのも自由ですし、サーフィンの雰囲気が好きだという気持ちも素敵なことです。
しかし、もしあなたがサーファーとして海に受け入れられたいのであれば、見た目だけでなく、海への敬意やマナーを身につけることが何よりも大切です。形から入っても、中身が伴ってくれば誰も文句は言いません。この記事をきっかけに、陸の上だけでなく、海の中でも輝ける素敵なライフスタイルを見つけていただければ幸いです。




