サーフィンを始めようと思ったとき、まず直面するのが「道具選び」の壁ではないでしょうか。世の中には数えきれないほどのサーフィンメーカーが存在し、それぞれが独自の技術や哲学で製品を作っています。「どのブランドのボードが自分に合っているのか」「ウェットスーツは海外製と日本製で何が違うのか」など、疑問は尽きません。サーフィンは道具への依存度が高いスポーツだからこそ、信頼できるメーカーのアイテムを選ぶことが上達への近道となり、海での時間をより安全で楽しいものにしてくれます。
この記事では、世界中のサーファーから愛される主要なサーフィンメーカーを、ジャンルごとに分かりやすく解説していきます。初心者の方でも自分にぴったりのブランドが見つかるよう、特徴や選び方のポイントを網羅しました。憧れのブランドを見つけて、最高のサーフィンライフをスタートさせましょう。
サーフィンメーカーの基礎知識と選び方のポイント

サーフィンを始めるにあたって、まずはメーカーやブランドがどのように分類されているのか、その全体像を把握することが大切です。星の数ほどあるサーフィンメーカーですが、それぞれに得意とする分野やターゲットとしている層が異なります。ここでは、自分に合ったギアを選ぶために知っておきたい基礎知識と、失敗しない選び方のポイントについて解説します。
ボードとウェアで異なるメーカーの得意分野
サーフィンメーカーには、サーフボードを専門に作る「ハードグッズメーカー」と、ウェットスーツやアパレルを主力とする「ソフトグッズメーカー」が大きく分けて存在します。もちろん、クイックシルバーやビラボンのように、ウェットスーツからアパレル、さらにはスノーボードウェアまで手広く展開する総合ブランドもありますが、基本的には「餅は餅屋」の考え方が通用する世界です。例えば、サーフボードなら長年のシェイプデータを持つ専門メーカーの信頼性が高く、逆にボードショーツなどのアパレルなら、ファッション性と機能性を両立させたライフスタイルブランドが人気を集めています。
初心者のうちは、すべてを同じブランドで統一する必要はありません。ボードはボードメーカー、ウェットスーツはウェットスーツメーカーというように、それぞれの専門分野で評価の高いブランドを組み合わせるのが賢い選び方です。各メーカーがどのジャンルでトップシェアを誇っているのかを知ることで、道具選びの失敗を大幅に減らすことができます。まずは、自分が今探しているアイテムがどのカテゴリーに属するのかを整理し、その分野の「御三家」や「定番」と呼ばれるメーカーからリサーチを始めると良いでしょう。
海外ブランドと国内ブランドの違いとは
サーフィン用品を選ぶ際に必ず直面するのが、海外ブランド(インポート)にするか、国内ブランド(ドメスティック)にするかという選択です。特にウェットスーツに関しては、この違いが非常に顕著です。海外ブランドはデザインが洗練されており、価格も比較的リーズナブルな既製品が多いのが魅力ですが、欧米人の体型に合わせて作られていることが多く、日本人特有の体型にフィットしにくい場合があります。一方、国内ブランドは日本の職人が手作業で作るものが多く、品質や縫製技術は世界最高峰と言われています。
サーフボードに関しても、波の質による違いを考慮する必要があります。海外の有名ブランドは、ハワイやオーストラリアのようなパワーのある波を想定して開発されていることが多いですが、日本の波は比較的パワーが弱く、小波の日も多いのが特徴です。そのため、海外メーカーであっても「ジャパンモデル」として日本の波に合わせてチューニングされたボードを展開していることがあります。選ぶ際は、単にブランドの知名度だけで選ぶのではなく、その製品が日本の環境や日本人の体型にマッチしているかどうかを確認することが重要です。
初心者が最初に注目すべき有名メーカー
右も左も分からない状態であれば、まずは歴史と実績のある有名メーカーから選ぶことを強くおすすめします。長い歴史を持つメーカーには、多くのサーファーからのフィードバックが蓄積されており、製品の品質が安定しているからです。例えば、サーフボードなら「チャネルアイランズ」や「ファイヤーワイヤー」、ウェットスーツなら「オニール」や「リップカール」といった世界的なビッグネームは、初心者向けのエントリーモデルも充実しています。
これらの有名メーカーは、再販価値(リセールバリュー)が高いというメリットもあります。サーフィンを続けていくうちに、自分の好みやスタイルが変わって道具を買い替えることはよくある話です。その際、無名ブランドのアイテムよりも、有名メーカーのアイテムの方が中古市場で高く売れる傾向にあります。初期投資は少しかかるかもしれませんが、長い目で見れば、信頼できる大手メーカーの製品を選ぶことが、経済的にも技術向上の面でも正解となることが多いのです。
自分のスタイルに合ったブランドの見つけ方
ある程度サーフィンの知識がついてきたら、自分の目指すスタイルに合わせてブランドを選んでみましょう。サーフィンには、ショートボードで激しい技を繰り出す「パフォーマンス系」や、ロングボードやオルタナティブボードで優雅に波に乗る「スタイル系」など、様々な楽しみ方があります。メーカーにもそれぞれのカラーがあり、コンテストで勝つためのボード作りを追求するブランドもあれば、楽しさとアート性を重視するブランドもあります。
お気に入りのサーファーや、SNSで見かけた憧れのスタイルをお手本にするのが近道です。「あのプロサーファーが使っているから」「このブランドのロゴがかっこいいから」という理由で選ぶのも、モチベーションを維持するためには立派な理由です。機能性はもちろん大切ですが、持っているだけで気分が上がる、海に行きたくなるようなブランドと出会うことが、サーフィンを長く続けるための秘訣と言えるでしょう。各メーカーの公式サイトやインスタグラムをチェックして、そのブランドが発信している世界観に共感できるかどうかも、判断基準の一つにしてみてください。
世界をリードするサーフボードメーカー

サーフボードはサーファーにとっての手足であり、最も重要なパートナーです。ここでは、世界中のトッププロから初心者まで、絶大な支持を集めるサーフボードメーカーを厳選して紹介します。それぞれのブランドが持つ歴史や独自のテクノロジーを知ることで、ボード選びがより深く、楽しいものになるはずです。
Channel Islands (チャネルアイランズ)
サーフボード界の王道中の王道と言えば、この「チャネルアイランズ」です。1969年にカリフォルニアでアル・メリックによって設立され、長年にわたり世界チャンピオンのケリー・スレーターの足元を支え続けてきました。コンテストシーンにおける実績は他の追随を許さず、世界中のトッププロがこぞって愛用しています。特徴的な六角形のロゴマークは、サーファーなら誰もが一度は目にしたことがあるでしょう。
チャネルアイランズの魅力は、プロ仕様のハイパフォーマンスボードだけでなく、一般サーファーが週末の小波でも楽しめるフレンドリーなモデルも豊富にラインナップしている点です。近年では「ネックベアード」や「ハッピー」シリーズなど、日本の波質にも適したモデルが大ヒットしています。常に最先端の素材やデザインを取り入れ、サーフボードの進化を牽引し続けるトップブランドであり、最初の1本として選んでも間違いのない信頼性を持っています。
Firewire Surfboards (ファイヤーワイヤー)
従来のポリウレタン素材ではなく、EPS(発泡スチロール系素材)とエポキシ樹脂を使用した次世代型サーフボードのパイオニアが「ファイヤーワイヤー」です。最新のテクノロジーを駆使したボードは、驚くほどの軽さと耐久性を兼ね備えています。また、木材などの環境負荷の少ない素材を積極的に採用するなど、サステナビリティへの取り組みにおいても業界をリードする存在です。
カリスマサーファーであるロブ・マチャドが開発に関わっていることでも有名で、彼がデザインした「シーサイド」や「マッシュアップ」といったモデルは、世界中で爆発的な人気を誇ります。これらのボードは、スピードが出やすく、力の弱い波でもスムーズに走ることができるため、特に日本のビーチブレイクとの相性が抜群です。黄ばみにくく長持ちするため、長く愛用できるボードを探している方にもおすすめのメーカーです。
Lost Surfboards (ロスト / メイヘム)
「メイヘム」の愛称で知られるシェイパー、マット・バイオロスが手掛ける「ロスト」は、アメリカ西海岸のサンクレメンテを拠点とする世界屈指の人気ブランドです。ラディカルで攻撃的なサーフィンを好む若手プロからの支持が厚い一方で、中高年の一般サーファーが楽に波に乗れるような、浮力をたっぷりと持たせたモデル開発にも定評があります。
特に「小波用パフォーマンスボード」というジャンルにおいては天才的な手腕を発揮し、日本の腰〜腹サイズの波でも驚くほど動くボードを数多く生み出しています。日本限定モデルも積極的にリリースしており、日本のユーザーの声を製品作りに反映させている点も大きな魅力です。派手なグラフィックや遊び心のあるデザインも多く、海の中で個性を主張したいサーファーにとって、これ以上ない選択肢となるでしょう。
JS Industries (ジェイエス・インダストリーズ)
サーフィン大国オーストラリアを代表するトップブランドが「JSインダストリーズ」です。シェイパーのジェイソン・スティーブンソンが削るボードは、トラクターのロゴマークが目印。かつてのパーコ(ジョエル・パーキンソン)やオッキー(マーク・オクルーポ)といったレジェンドたちを世界王者に導いた実績を持ちます。オーストラリアのゴールドコーストのような、パワーのある良質な波でその真価を発揮するハイパフォーマンスボードが主力です。
JSのボードは、スピード性とドライブ(加速しながらターンする力)性能に優れており、レールワークを覚えたい中級者以上のサーファーに特におすすめです。もちろん、初心者向けの安定感のあるモデルも展開しており、最近ではEPS素材の「HYFI」テクノロジーを採用した軽量モデルが人気を博しています。癖が少なく素直な乗り味のボードが多いため、基本に忠実なサーフィンを身につけたい方に適しています。
Sharp Eye Surfboards (シャープアイ)
現在、世界のコンテストシーンを席巻しているのが「シャープアイ」です。ブラジル出身のシェイパー、マルシオ・ゾウビが手掛けるこのブランドは、現在のサーフシーンで最も勢いのあるメーカーの一つと言っても過言ではありません。特に五十嵐カノア選手やフィリペ・トレド選手など、世界トップランカーたちがこぞって使用し、驚異的な成績を残していることから注目度が急上昇しました。
シャープアイの最大の特徴は、その爆発的なスピード性能です。「ストームズ」や「インフェルノ72」といった人気モデルは、一度スピードに乗ると止まらないほどの加速感を生み出し、キレのある技を可能にします。コンペティター(競技志向)向けのイメージが強いですが、小波でも走るように設計されたモデルを選べば、一般サーファーでもその「魔法のようなスピード」を体感することができます。自分のサーフィンをもう一段階レベルアップさせたいと願う方にとって、今最も熱いブランドです。
初心者や小波でも楽しめるソフトボードメーカー

かつては「初心者用の練習ボード」というイメージが強かったソフトボード(スポンジボード)ですが、近年その性能は劇的に進化しています。ぶつかっても痛くない安全性と、圧倒的な浮力による波の取りやすさで、ビギナーから上級者のセカンドボードとしてまで幅広く愛用されています。
Catch Surf (キャッチサーフ)
ソフトボードブームの火付け役となったのが、カリフォルニア発の「キャッチサーフ」です。80年代を彷彿とさせるカラフルでポップなデザインと、「ODYSEA(オディシー)」シリーズに代表される高い浮力が特徴です。このブランドの凄さは、ただ浮くだけでなく、本格的なサーフィンが可能な構造になっている点にあります。木製のストリンガー(芯材)が内蔵されており、しなりや強度もしっかりと計算されています。
ハワイのパイプラインのような巨大な波で、プロサーファーがこのキャッチサーフを使ってチューブを抜ける映像は世界中に衝撃を与えました。「Beater(ビーター)」などのユニークな形状のモデルもあり、フィンを外してボディボードのように遊ぶことも可能です。「サーフィンはもっと自由で楽しいものだ」というメッセージを発信し続ける、遊び心満載のブランドです。
Mick Fanning Softboards (ミックファニング・ソフトボード)
3度の世界チャンピオンに輝いたオーストラリアの英雄、ミック・ファニングが考案・テストしたのがこのブランドです。従来のソフトボードとは一線を画し、限りなくハードボードに近いパフォーマンス性能を追求しているのが最大の特徴です。表面はソフト素材で安全性を確保しつつ、中身はEPSボードに近い構造になっており、しっかりとしたターンやアクションが可能です。
特筆すべきは、FCS2などの本格的なフィンボックスが採用されている点です。これにより、手持ちの高性能なフィンを装着することができ、乗り味をさらに向上させることができます。「初心者用として買ったけれど、上達してからも手放せない」という声が多く聞かれるほど完成度が高く、ステップアップを目指すサーファーにとって最適なソフトボードと言えるでしょう。
Softech (ソフテック)
サーフアクセサリーの最大手であるFCS社がプロデュースしているソフトボードブランドが「ソフテック」です。最大の魅力は、そのラインナップの豊富さとコストパフォーマンスの高さです。子供や完全な初心者が安心して練習できる極太のワイドボードから、上級者が小波で遊ぶための短くて薄いパフォーマンス系まで、あらゆるニーズに応えるモデルが揃っています。
非常に頑丈な作りで知られており、サーフィンスクールやレンタルボードとしても世界中で採用されています。ハンドグリップが付いていて持ち運びが楽なモデルがあるなど、ユーザーフレンドリーな設計も嬉しいポイントです。初めてのマイボードとして購入し、家族や友人とシェアしながら使うといった用途にもぴったりです。耐久性が高いため、ラフに扱っても壊れにくいのは初心者にとって大きな安心材料となります。
機能性とスタイルを兼ね備えたウェットスーツメーカー

冷たい水から体を守り、長時間海に入っていられるようにしてくれるウェットスーツ。サーフボードと並んで重要なギアです。ここでは世界的なシェアを誇る海外ブランドと、品質で世界を唸らせる国内ブランドについて紹介します。
O’Neill (オニール)
1952年、ジャック・オニールによって世界で初めてウェットスーツが開発されました。その歴史そのものである「オニール」は、今なお業界のトップランナーとして君臨しています。カリフォルニアの冷たい海でサーフィンをするために生まれたブランドだけあり、保温性や防水性に関するテクノロジーは常に最先端を行っています。独自開発の柔軟な素材「テクノバター」は、まるで皮膚の一部のような着心地を実現しています。
日本国内で流通しているオニールのウェットスーツの多くは、実は日本の工場で生産されているライセンス製品です。つまり、ブランドの持つ世界観やデザインとかっこよさはそのままに、品質やサイズ感は日本人向けに最適化された最高級品を手に入れることができるのです。初心者からエキスパートまで、あらゆる層におすすめできる絶対的な安心感を持つメーカーです。
Rip Curl (リップカール)
「The Search(探求)」をテーマに掲げるオーストラリア発の巨大サーフブランド「リップカール」。世界中の波を求めて旅をするサーファーたちをサポートしており、そのフィードバックから生まれた製品は機能美に溢れています。特に有名なのが「フラッシュボム」シリーズです。裏地に速乾性のある起毛素材を使用しており、一度海から上がっても短時間で乾くため、冬の2ラウンド目も冷たい思いをせずに着ることができるという画期的なアイテムです。
また、伸縮性に特化した「E-BOMB」シリーズは、パドリングのストレスを極限まで減らす設計になっており、動きやすさを重視するコンペティターに愛用されています。GPSウォッチの開発など、テクノロジーを積極的に取り入れる姿勢もリップカールの特徴です。機能性を第一に考えつつ、スタイリッシュな見た目も譲れないというサーファーに支持されています。
Billabong (ビラボン)
オーストラリアのゴールドコーストで、ゴードン・マーチャントが手作りしたボードショーツから始まった「ビラボン」。現在ではアパレルからウェットスーツまで展開する世界的なライフスタイルブランドへと成長しました。ビラボンのウェットスーツは、デザインのバリエーションが豊富で、ファッション性が非常に高いのが特徴です。独自の柄やカッティングを取り入れたモデルは、海の中でも一際目を引きます。
最近では、ペットボトルをリサイクルした繊維を使用するなど、環境に配慮したサステナブルな製品作りにも力を入れています。トッププロサーファーのスポンサーとしても有名で、彼らがコンテストで着用しているモデルと同じ技術が使われたスーツを購入することができます。若々しく、トレンド感のあるスタイルを好むサーファーにとっては外せないブランドです。
日本国内の高品質ブランド(Rash, Doveなど)
ウェットスーツの世界において、「日本品質」は特別な意味を持ちます。日本のゴム素材と縫製技術は世界一と言われており、Rash(ラッシュ)、Dove(ダブ)、BeWet(ビーウェット)といった国内老舗メーカーは、海外のトッププロがお忍びでオーダーしに来るほどのクオリティを誇ります。これらのブランドの最大の特徴は、採寸して作る「フルオーダー」が基本であるという点です。
首の太さから手首、足首に至るまで、全身30箇所以上を計測して作られるウェットスーツは、水の浸入を極限まで防ぎ、既製品とは比べ物にならないほどの保温性と運動性能を発揮します。価格は既製品に比べて高くなりますが、修理などのアフターケアも万全で、長く大切に使うことができます。「一生モノ」とまでは言いませんが、日本の冬の海を快適に過ごすためには、国内ブランドのオーダーウェットスーツこそが最強の武器となることは間違いありません。
サーフィンライフを充実させるアクセサリー&アパレルメーカー

サーフィンに必要なのはボードとウェットスーツだけではありません。フィンやリーシュコードなどのギア、そして陸上で着るアパレルまで、こだわりのメーカーを選ぶことでサーフィンライフはより豊かになります。
フィンの2大巨頭 FCSとFutures
サーフボードの性能を大きく左右する「フィン」には、大きく分けて2つの規格が存在します。それが「FCS(エフシーエス)」と「Futures(フューチャーズ)」です。現在販売されているサーフボードのほとんどは、このどちらかのシステムを採用しています。FCSは、ネジを使わずにワンタッチで着脱できる「FCS II」システムが主流で、海の中でもすぐにフィン交換ができる利便性が魅力です。世界シェアNo.1を誇り、フィンの種類も豊富です。
対するFuturesは、ベース部分全体がボックスに収まる構造のため、ボードとの一体感が強く、よりダイレクトな操作感が得られると玄人好みの評価を受けています。ボードを購入する際は、そのボードがどちらのシステムを採用しているかを確認し、対応するメーカーのフィンを選ぶ必要があります。様々な形状や素材のフィンを試すことで、同じボードでも全く違う乗り味を楽しむことができる、奥深い世界です。
信頼のギアブランド DakineとCreatures
リーシュコード(流れ止め)やボードケース、デッキパッドといったアクセサリー類で絶大な信頼を得ているのが、ハワイ発の「Dakine(ダカイン)」とオーストラリア発の「Creatures of Leisure(クリエイチャーズ)」です。これらのアイテムは地味に見えますが、命に関わることもある重要なギアです。例えばリーシュコードが大きな波で切れてしまったら、ボードを失い危険な状況に陥る可能性があります。
Dakineはウィンドサーフィンやスノーボードなどのエクストリームスポーツ全般で培った耐久性が売りで、とにかく頑丈です。Creaturesは、リーシュコードの絡まりを防ぐ回転パーツの性能や、軽量なボードケースなど、細部へのこだわりと使い勝手の良さで人気があります。迷ったらこの2つのブランドから選べば、品質面での心配はありません。
サステナブルな選択 Patagonia
アウトドアブランドとして有名な「Patagonia(パタゴニア)」は、サーフィン業界においても環境保護のリーダーとして独自の地位を築いています。特筆すべきは、天然ラバーを使用したウェットスーツ「ユーレックス」です。石油由来のネオプレン素材を使わず、植物由来の素材を使用することで、環境負荷を大幅に削減しています。
また、丈夫で長く使える製品作りを徹底しており、破れたボードショーツやウェアの修理サービス「Worn Wear」を展開していることでも知られています。パタゴニアのサーフウェアを選ぶことは、単にお洒落であるだけでなく、海というフィールドを守りたいという意思表示でもあります。機能的でシンプル、そして地球に優しいアイテムを求めるサーファーから熱狂的な支持を受けています。
お洒落なサーフアパレルブランド
海上がりや街中でもサーフスタイルを楽しみたいなら、「Banks Journal(バンクス)」や「Vissla(ヴィスラ)」といったモダンなサーフアパレルブランドがおすすめです。これらは、かつての「コテコテのサーファーファッション」とは一線を画し、都会的で洗練されたデザインが特徴です。オーガニックコットンやリサイクルポリエステルなどの環境配慮素材を積極的に使用し、落ち着いた色味とシンプルなロゴで、大人のサーフスタイルを提案しています。
また、「Deus Ex Machina(デウス・エクス・マキナ)」のように、サーフィンとバイクカルチャーを融合させたブランドも根強い人気があります。これらのブランドは、着ているだけで「センスの良いサーファー」という印象を与えてくれるため、日常のファッションに取り入れる人が増えています。お気に入りのブランドのTシャツを一枚着るだけで、海にいない時間もサーフィンの風を感じることができるでしょう。
自分にぴったりのサーフィンメーカーを見つけて海を楽しもう
ここまで、世界中の主要なサーフィンメーカーやブランドを紹介してきましたが、気になるメーカーは見つかりましたでしょうか。サーフィンは道具への依存度が高いスポーツだからこそ、どのメーカーを選ぶかによって、上達のスピードや楽しみ方が大きく変わってきます。歴史ある老舗ブランドには安心感があり、新鋭ブランドには革新的な機能やデザインがあります。
最初は誰もが初心者です。「有名だから」「ロゴが好きだから」という理由で選んでも全く問題ありません。大切なのは、自分が愛着を持てる道具に出会うことです。お気に入りのサーフィンメーカーのボードやウェットスーツを身につければ、海に向かう足取りはもっと軽くなり、波に乗れた時の喜びも倍増するはずです。ぜひこの記事を参考に、あなたのサーフィンライフを支える最高のパートナーを見つけてください。



